札幌日大高校野球部の夏が始まった。今日、円山球場で札幌支部予選Dブロックの一回戦でとわの森三愛高校と対戦し5対0で勝利した。まずは順当な滑り出しと言って良いだろう。札幌日大の今後を占ってみた。
(シリーズ投稿している「天売・焼尻小トリップを振り返って」を休止して、本日の高校野球の観戦記を投稿します)
試合前、札幌日大としては嫌な思いが頭をよぎったのではないだろうか? というのも前日の試合で、支部代表の有力候補と見られていた北海、札幌大谷の両校が初戦で姿を消すという番狂わせ(?)が演じられていたからだ。
本日、7月1日の円山での第一試合に札幌日大高は登場した。
ランニングスコアは次のとおりである。
《三 愛》 000 000 000 0
《札日大》 000 102 20X 5x
試合の序盤は三愛が押し気味の試合を展開していた。2回の三愛の攻撃では2死1・2塁から左前安打が出て、走者が本塁寸前でタッチアウトという際どいシーンもあった。
対して日大は3回まで僅か1安打、それも塁上で刺されて3回までは打者9人で片付けられていた。このあたりの試合の流れに私の中でも「あるいは?」という思いが頭をよぎった。
しかし、やはり札幌日大には一日の長があった。
4回、四球で出た走者が投手の悪牽制を誘って一気に三塁に進み、そこで先制打が生れ得点した。
そして6回にも2死から安打した走者が二盗を試みると相手捕手の暴投を誘い三塁へ、そこで投手がボークを取られて試合の流れは札幌日大に傾いた。さらに主軸の松田選手が中堅越えに本塁打を叩きだし3対0とリードした。
7回にも四球や安打を絡めて2点を追加し、試合を決めた。

※ 中越えの本塁打を放った松田選手のバッティングフォームです。
投げてはエース佐藤(私が練習試合で加藤と間違えた投手)が5安打を打たれたものの要所をきっちり締めて完封した。
守備でも再三の好プレーが見られ、鍛えられていることをうかがわせる試合ぶりだった。

※ 三愛打線を散発5安打完封した佐藤投手のピッチングフォームです。
札幌日大としては、前半に若干のもたつきは見せたものの、まずは順調な滑り出しと言って良いだろう。
そこで、札幌日大の今後の札幌支部予選における戦いを占ってみることにする。
次戦(準決勝になる)の対戦相手は尚志学園と決定した。その尚志学園と北星大附属の試合も観戦してきたが、尚志学園のエース横田がかなり変則的な右サイドハンド投手のため、強打を誇る札幌日大打線もかなり手こずるのではないかと思われる。救いは札幌日大の上位打線の1~4番まで全て左打者という点だ。右打者だと逃げるボールが、左打者だと入ってくるボールになり、とらえやすい。この利点をどう生かすかであろう。
尚志打線の方はそれほど強力とは感じられないので、佐藤であれば悪くても3点以内に抑えるであろうから、自慢の打線が横田を攻略して4点以上を挙げてほしいと思う。
ただ、尚志学園はこのところ3年連続して南北海道大会に駒を進めている。つまり勝ち方を知っているチームである。
この尚志戦が予選最大の山場ではと考えられるが、願望も込めてなんとかここを突破すると信じたい。
となると、支部代表決定戦である。
Dブロックのもう一方の山は、札幌稲雲、札幌啓成、立命館慶詳、国際情報の4校である.この中から勝ち上がってくると予想されるのは立命館慶詳のような気がする。
仮に立命館慶詳だとすると、春の大会ではコールドゲームで退けているし、練習試合でも勝っている。札幌日大に一日の長があるように思われる。
ちょっと心配な投手陣であるが、支部予選において破綻することはあるまい。(南北海道大会レベルになると話は別だが…)
というように札幌支部予選Dブロックにおいては、札幌日大が支部代表権を勝ち取るのではないか、と贔屓目ながら予想しているのだがはたしてどうであろうか?
一発勝負の高校野球において番狂わせは頻繁に起こる。札幌日大高が番狂わせを起こさせない万全の試合運びができるかどうか、これからも球場で見届けたい。
※ 本日の投稿は技術論や勝敗予想に終始したキライがあるがご容赦願いたい。
(シリーズ投稿している「天売・焼尻小トリップを振り返って」を休止して、本日の高校野球の観戦記を投稿します)
試合前、札幌日大としては嫌な思いが頭をよぎったのではないだろうか? というのも前日の試合で、支部代表の有力候補と見られていた北海、札幌大谷の両校が初戦で姿を消すという番狂わせ(?)が演じられていたからだ。
本日、7月1日の円山での第一試合に札幌日大高は登場した。
ランニングスコアは次のとおりである。
《三 愛》 000 000 000 0
《札日大》 000 102 20X 5x
試合の序盤は三愛が押し気味の試合を展開していた。2回の三愛の攻撃では2死1・2塁から左前安打が出て、走者が本塁寸前でタッチアウトという際どいシーンもあった。
対して日大は3回まで僅か1安打、それも塁上で刺されて3回までは打者9人で片付けられていた。このあたりの試合の流れに私の中でも「あるいは?」という思いが頭をよぎった。
しかし、やはり札幌日大には一日の長があった。
4回、四球で出た走者が投手の悪牽制を誘って一気に三塁に進み、そこで先制打が生れ得点した。
そして6回にも2死から安打した走者が二盗を試みると相手捕手の暴投を誘い三塁へ、そこで投手がボークを取られて試合の流れは札幌日大に傾いた。さらに主軸の松田選手が中堅越えに本塁打を叩きだし3対0とリードした。
7回にも四球や安打を絡めて2点を追加し、試合を決めた。

※ 中越えの本塁打を放った松田選手のバッティングフォームです。
投げてはエース佐藤(私が練習試合で加藤と間違えた投手)が5安打を打たれたものの要所をきっちり締めて完封した。
守備でも再三の好プレーが見られ、鍛えられていることをうかがわせる試合ぶりだった。

※ 三愛打線を散発5安打完封した佐藤投手のピッチングフォームです。
札幌日大としては、前半に若干のもたつきは見せたものの、まずは順調な滑り出しと言って良いだろう。
そこで、札幌日大の今後の札幌支部予選における戦いを占ってみることにする。
次戦(準決勝になる)の対戦相手は尚志学園と決定した。その尚志学園と北星大附属の試合も観戦してきたが、尚志学園のエース横田がかなり変則的な右サイドハンド投手のため、強打を誇る札幌日大打線もかなり手こずるのではないかと思われる。救いは札幌日大の上位打線の1~4番まで全て左打者という点だ。右打者だと逃げるボールが、左打者だと入ってくるボールになり、とらえやすい。この利点をどう生かすかであろう。
尚志打線の方はそれほど強力とは感じられないので、佐藤であれば悪くても3点以内に抑えるであろうから、自慢の打線が横田を攻略して4点以上を挙げてほしいと思う。
ただ、尚志学園はこのところ3年連続して南北海道大会に駒を進めている。つまり勝ち方を知っているチームである。
この尚志戦が予選最大の山場ではと考えられるが、願望も込めてなんとかここを突破すると信じたい。
となると、支部代表決定戦である。
Dブロックのもう一方の山は、札幌稲雲、札幌啓成、立命館慶詳、国際情報の4校である.この中から勝ち上がってくると予想されるのは立命館慶詳のような気がする。
仮に立命館慶詳だとすると、春の大会ではコールドゲームで退けているし、練習試合でも勝っている。札幌日大に一日の長があるように思われる。
ちょっと心配な投手陣であるが、支部予選において破綻することはあるまい。(南北海道大会レベルになると話は別だが…)
というように札幌支部予選Dブロックにおいては、札幌日大が支部代表権を勝ち取るのではないか、と贔屓目ながら予想しているのだがはたしてどうであろうか?
一発勝負の高校野球において番狂わせは頻繁に起こる。札幌日大高が番狂わせを起こさせない万全の試合運びができるかどうか、これからも球場で見届けたい。
※ 本日の投稿は技術論や勝敗予想に終始したキライがあるがご容赦願いたい。