田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

レナード・バーンスタイン像 in 中島公園

2014-07-15 18:26:19 | その他
 PMF25周年を記念して、PMF創設者であるレナード・バーンスタイン氏の銅像が札幌コンサートホールKitaraを望む中島公園内に完成した。 

 7月12日(土)のPMFオープニングセレモニー&コンサートにおいて、中島公園内に除幕したばかりの「レナード・バーンスタイン像」を制作した東京芸術大学学長の宮田亮平氏の挨拶があった。芸術家らしいというか、型にはまらないユニークな挨拶が私はとても気に入った。その中で宮田氏が「ぜひ銅像を見に行ってください」とお話していたことを受けて、さっそく昨日(14日)中島公園に赴いた。

 バーンスタイン氏の立像は、Kitara(キタラ)の正面から見ると、右手奥の方の芝生が敷かれ、背後にはバーコラが配された素敵なところに立っていた。
 早速、写真をと思い撮り出したのだが、曇天だったこともありどうも光量が不足していたようで、満足な写真とはならなかったがご覧あれ。
 宮田氏は「バーンスタインがKitaraをちょっと横目で見ているようなデザインにしたんですよ」と茶目っ気たっぷりにおっしゃっていたが、なるほど端正なバーンスタインの顔は心持ち横向き加減かな?」と思わせてくれた。

          

          

          

          


 そして立像の台座には次のような言葉が刻まれていて、立像を制作した趣旨がよく表れていたので転写することにした。


               レナード・バーンスタイン
              ~PMF創設の遺志を未来へ~ 

 1990年、20世紀を代表する音楽家レナード・バーンスタイン(1918-1990)の提唱により、私たちのまち札幌にPMF(国際教育音楽祭 パ シフィック・ミュージック・フェスティバル)が創設されました。
 それから四半世紀、25回目のPMFを迎えるにあたり、創設者への感謝の気持ちを込め、この立像を制作しました。
 私たちは、バーンスタインがPMFに託した遺志を、これからも未来へと引き継いでいきます。

 この立像は、多くの方々からの寄付により、宮田亮平氏が制作しました。
 ここに深く感謝するとともに、皆さま方のバーンスタインに寄せる変わらぬ思いに敬意を表します。

                                       2014年7月
                                           公益財団法人PMF組織委員会

          


 この台座に刻まれた文章が全てかな、と思う。
 巷間、PMFの存続の危機が囁かれたりして心配していたが、オープニングセレモニーにおいて組織委員長の上田札幌市長がその存続を力強く宣言してくれるとともに、立像にもその意志が刻まれていることでPMFがこれからも札幌のマチに在り続けることを確信したのだった…。(ホッ)