札幌日大 会心の勝利!!!
胸のすくような会心の勝利である。札幌日大ナイン、そして札幌日大関係者にとっては歓喜の夜を過ごしているのではないだろうか? しかし、本当に喜ぶのはまだ早い。一難去ってまた一難。来る東海大四高戦こそ、本当の頂上決戦である!

※ 好カード2試合組まれ、しかも日曜日とあっていつも以上に球場はたくさんの人で膨れ上がった。
自分が思い入れていたチームが、戦前は不利と予想されていたのを覆し、理想的な試合運びで勝利を手に入れるとは! これに勝る喜びはない!
勝利の要因、勝負の綾を冷静に(?)に振り返ってみることにしたい。
まずは本日の対戦のランニングスコアである。
《第二試合》
札幌日大高 010 210 001 5
駒大苫小牧 000 001 000 1

※ 詰めかけた観客は内野席に収まらず、今大会初めて外野席も解放された。
札幌日大勝利の立役者といえば、何といってもエース佐藤君の巧投だろう。戦前に私は佐藤君の投球が鍵を握ると何度も言及していたが、彼はものの見事に強打苫駒打線を柳が風を受け流すように封じてくれた。
放った安打数をみると、札幌日大5本に対し、駒苫は8本である。つまり佐藤君は8本の安打を打たれながら1点だけに封じたのだ。
昨日も言及したが佐藤君のボールの威力だと、ある程度痛打されることが予想されたが、連打を許さず得点に結び付けられなければ良いのだが、今日の佐藤君はその期待どおりの投球を見せてくれたのだ。逃げずに、積極的に相手に対する姿勢がとても良く表れていた投球だった。与四死球1という数字が何よりそれを物語る。

※ 駒大苫小牧高に勝利し、校歌を聞く札幌日大ナインです。
佐藤君最大のピンチは駒苫6回の攻撃だった。3番安田君に右中間に本塁打を打たれた後、続けて2連打され「あるいはこのまま崩れるのか?」と不安に思ったが、その後の打者を冷静に討ち取り、最少失点で逃れたところに佐藤君の大きな成長を見た。
このところの佐藤君の投球を見ていると、何かを掴んだような気がしてくる。その何かとは「投球術」とでもいうものだろうか? もし、 私の読みが正しいとしたら、今後の期待は大である。
私と同郷のオホーツク出身である佐藤君の活躍は我がごとのように嬉しいことである。
一方、自慢の攻撃陣はというと…。安打数が示すように決して満足いく数字ではなかった。ただ、前半の2回、4回、5回と兼村君の3塁打、本塁打、菅原君の3塁打と長打が効果的に点に結び付いたところが札幌日大としては運も味方したといったところか?
6回以降、駒苫救援の桑田君に6・7・8回と三者凡退に退けられていたが、9回尾崎君、菅原君の連続安打で1点加点したのも大きかった。

※ 応援団に挨拶した後も飛び上がるようにして喜びを表すナインです。よほど嬉しかったみえます。
守備陣も一つのエラーはあったものの、強風の中で上がった難しい飛球を内外野ともに好捕し、佐藤君を助けていた。
勝負の綾としては、私は1回裏の苫駒の攻撃を挙げたい。
駒苫は内野安打と死球で一死2・3塁の先制の好機を迎え、4番若松君がライトに痛烈なライナーを放った。そのライナーはライト守備位置のやや前への当たりだったが、ライト菅原君は危うい姿勢ながら好捕し、勢いで離塁していた二塁走者を刺して併殺で切り抜けた場面である。あのライナーがわずかでもどちらかにそれていたとしたら勝負の行方はどうなったか分からない、と言えるほどの場面だった。
ともかく札幌日大ナインには、会心の勝利おめでとう!と伝えたい。
さあ、次は難敵の東海大四高である。
大会ナンバーワン投手の呼び声高い西嶋君は本日の試合では心の隙をやや見せたものの、抜群の安定感を示している。
春の大会ではコールドゲームで敗れた相手である。駒苫を破り、雪辱の機会を手繰り寄せたのだ。ぜひとも春の借りを返したいものだ。
東海大四高校戦をどう戦うか? 明日じっくりと占ってみたい。
胸のすくような会心の勝利である。札幌日大ナイン、そして札幌日大関係者にとっては歓喜の夜を過ごしているのではないだろうか? しかし、本当に喜ぶのはまだ早い。一難去ってまた一難。来る東海大四高戦こそ、本当の頂上決戦である!

※ 好カード2試合組まれ、しかも日曜日とあっていつも以上に球場はたくさんの人で膨れ上がった。
自分が思い入れていたチームが、戦前は不利と予想されていたのを覆し、理想的な試合運びで勝利を手に入れるとは! これに勝る喜びはない!
勝利の要因、勝負の綾を冷静に(?)に振り返ってみることにしたい。
まずは本日の対戦のランニングスコアである。
《第二試合》
札幌日大高 010 210 001 5
駒大苫小牧 000 001 000 1

※ 詰めかけた観客は内野席に収まらず、今大会初めて外野席も解放された。
札幌日大勝利の立役者といえば、何といってもエース佐藤君の巧投だろう。戦前に私は佐藤君の投球が鍵を握ると何度も言及していたが、彼はものの見事に強打苫駒打線を柳が風を受け流すように封じてくれた。
放った安打数をみると、札幌日大5本に対し、駒苫は8本である。つまり佐藤君は8本の安打を打たれながら1点だけに封じたのだ。
昨日も言及したが佐藤君のボールの威力だと、ある程度痛打されることが予想されたが、連打を許さず得点に結び付けられなければ良いのだが、今日の佐藤君はその期待どおりの投球を見せてくれたのだ。逃げずに、積極的に相手に対する姿勢がとても良く表れていた投球だった。与四死球1という数字が何よりそれを物語る。

※ 駒大苫小牧高に勝利し、校歌を聞く札幌日大ナインです。
佐藤君最大のピンチは駒苫6回の攻撃だった。3番安田君に右中間に本塁打を打たれた後、続けて2連打され「あるいはこのまま崩れるのか?」と不安に思ったが、その後の打者を冷静に討ち取り、最少失点で逃れたところに佐藤君の大きな成長を見た。
このところの佐藤君の投球を見ていると、何かを掴んだような気がしてくる。その何かとは「投球術」とでもいうものだろうか? もし、 私の読みが正しいとしたら、今後の期待は大である。
私と同郷のオホーツク出身である佐藤君の活躍は我がごとのように嬉しいことである。
一方、自慢の攻撃陣はというと…。安打数が示すように決して満足いく数字ではなかった。ただ、前半の2回、4回、5回と兼村君の3塁打、本塁打、菅原君の3塁打と長打が効果的に点に結び付いたところが札幌日大としては運も味方したといったところか?
6回以降、駒苫救援の桑田君に6・7・8回と三者凡退に退けられていたが、9回尾崎君、菅原君の連続安打で1点加点したのも大きかった。

※ 応援団に挨拶した後も飛び上がるようにして喜びを表すナインです。よほど嬉しかったみえます。
守備陣も一つのエラーはあったものの、強風の中で上がった難しい飛球を内外野ともに好捕し、佐藤君を助けていた。
勝負の綾としては、私は1回裏の苫駒の攻撃を挙げたい。
駒苫は内野安打と死球で一死2・3塁の先制の好機を迎え、4番若松君がライトに痛烈なライナーを放った。そのライナーはライト守備位置のやや前への当たりだったが、ライト菅原君は危うい姿勢ながら好捕し、勢いで離塁していた二塁走者を刺して併殺で切り抜けた場面である。あのライナーがわずかでもどちらかにそれていたとしたら勝負の行方はどうなったか分からない、と言えるほどの場面だった。
ともかく札幌日大ナインには、会心の勝利おめでとう!と伝えたい。
さあ、次は難敵の東海大四高である。
大会ナンバーワン投手の呼び声高い西嶋君は本日の試合では心の隙をやや見せたものの、抜群の安定感を示している。
春の大会ではコールドゲームで敗れた相手である。駒苫を破り、雪辱の機会を手繰り寄せたのだ。ぜひとも春の借りを返したいものだ。
東海大四高校戦をどう戦うか? 明日じっくりと占ってみたい。