ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市にある佐久荒船高原では、タラの芽などの山菜が育っています

2012年05月20日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、標高1100メートル程度あるために、現在いろいろな山菜が育っています。

 佐久荒船高原ではヤマザクラが葉ザクラになり、木々の緑が次第に濃くなっています。春の真っ最中です。一般にサクラの開花時期が山菜採りを始める時期といわれています。



 佐久荒船高原の各地に、春の季節のいろいろな山菜が育っています。人気があるのはタラの芽です。日当たりのいい場所にタラの木が生え、その先端に芽が出ています。



 このタラの芽は、先端の新芽が採られています。

 最近の問題は、山菜採りの“素人”が増え、タラの木を根元から切って、先端の芽を採るケースが増えていることです。根元から切られたタラの木は枯れます。また、複数ではタラの芽を最低一つは残すのが、“里山の掟”です(本当は一番先端の“頂芽”だけを採取します)。最近は根こそぎ、脇芽まで採る掟破りが増えています。毎年、タラの芽を採るためには、“里山の掟”を守ることが大切です。

 人気が高いのは、ウド(独活)です。地面から芽生えた新芽がついた茎は、春の絶品です。



 モミジガサも芽生えた新芽はあっさりして美味しいものです。



 モミジガサは天麩羅が美味しいです。

 佐久荒船高原では、いつものように山菜が芽生えています。しかし、地面の放射線量を考えると、今年は食べないのが賢い判断です。ところが、早朝から地元のナンバーを付けた軽自動車・軽トラックが来て、斜面などで山菜採りをしています。

 いろいろなスミレ類が咲いている場所の近くで、春のキノコが生えています。



 野生動物がかじった跡があります。

 今年の春の山菜採取は控えています。長野県東部の佐久市の高原部分にまで、福島原発事故による放射性物質は飛んできているからです。時間がかかりそうな、なかなか深刻な問題です。