ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

山形市の古刹の立石寺のきつい傾きの石段を上り、眼下の景色を楽しみました

2012年05月06日 | 旅行
 山形市にある天台宗のお寺の宝珠山阿所川院立石寺(ほうじゅさんあそかわいんりっしゃくじ)に、約40年振りに行って来ました。

 立石寺(りっしゃくじ)は、通称が「山寺」で、山形市の道路標識には「山寺」と表示されています。立石寺は険しい山肌に建てられたお寺です。このため、通称の「山寺」の方が似合う感じがします。

 JR仙山線の山寺駅付近から立石寺の入り口部分に当たる根本中堂に向かいます。



 根本中堂は宗門修行道場の建屋です。

 この後は、山寺と呼ばれるように、山肌の上部にある奥の院を目指して、石段をひたすら登ります。約40年前には苦もなく上った石段が、予想に反してきつく、長く感じました。

 30~40分ひたすら石段を上って疲れ切ったころに、一番上の奥の院の如法堂にたどり着きました。



 その横側の岩の上に建つ五大堂は、天下泰平を祈る道場です。その五大堂から見下ろした下界の景色です。



 眼下に山寺駅や面白山などの山々が見えます。山寺が開山された860年当時はかなりの山奥だったので、修行の場にふさわしい環境だったと思いました。40年前に見た下界の景色は、もっとひなびた山里でした。

 厳しい斜面の石段を上っている時に、うっそうとした杉木立の中からオオルリの鳴き声がよく響いていました。石段を下っている時に、オオルリのオスがいることに気が付きました。薮の中に留まっているために、フォーカスがあまり合っていません。





 枝から枝に飛び回るオオルリのオスを観察していると、オオルリのメスも現れました。恋の季節だからです。



 明るい褐色の羽根で、オスに比べれば地味な印象です。

 崖が多くある立石寺は、オオルリが住みやすい環境の山肌です。昔の修行僧も、オオルリの美しい鳴き声を聞いて、修行に励んだのではないかと思います。