ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

山形県米沢市の白布峠近くは、雪解け水を集めた奔流の最上川の源流地帯です

2012年05月03日 | 旅行
 福島県北塩原村(きたしおばらむら)から山形県米沢市まで、標高1445メートルの白布峠(しらぶとうげ)を越えました。白布峠近くのつづら折りのくねくね道を下っている途中で、最上川源流の山奥の景色を楽しみました。

 檜原湖北岸から白布峠に向かって山を登り始めます。斜度の厳しい、つづら折りの道を上がっていきます。かなり上って白布峠が近づくと、曲がりくねった山道では「東鉢山(とうばちやま)七曲り」という標識が立っている展望台がありました。



 眼下に桧原湖(ひばらこ)の北部側が見えます。桧原湖の背後には、磐梯山が望めます。

 東鉢山七曲りを過ぎると、最高地点の白布峠の標識があります。白布峠を過ぎると、今度は厳しい斜度のくねくね道の下りです。下りの方がヘアピンカーブが多いと感じです。

 東鉢山から下った双竜峡は、きつい斜度の山肌です。双竜峡は、残雪がまだ多く、木の根元部分の雪だけが融けているという、山の斜面の雪模様が見えます。所々で、山道の山側から雪解け水が流れ出ています。



 「双竜峡の赤滝・黒滝」という標識が山道の途中に立っています。展望台風の場所から、その向かい側の山の斜面を見ると、雄大な赤滝と黒滝が見えました。雪解け水が豊富なために、かなりの水量が流れ落ちています。





 手前の木々の枝が邪魔になって、撮影できたのは片方の滝です。どちらの滝が赤滝あるいは黒滝か分かりません。

 この標 識には、「赤滝・黒滝が最上川の源流」と表記されています。Webサイトで調べてみると、最上川の源流はいくつかの説がありますが、この近くの支流が集まって、最上川源流が流れ出します。

 すぐ下側の山道の脇に、不動の滝が流れ降りています。雪解け水で、ものすごい水量です。



 このすぐ下側の山道で、ニホンザルの群れを見ました。枝に残ってついている“木の実”を食べていました。近づくと、残雪の中に消えました。

 厳しい山奥の初春の風景を楽しみました。なお、普通の方には白布峠越えはお薦めしません。紅葉の季節がすばらしい景色になるそうですが。