ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

山形県白鷹町や長井市の「置賜さくら回廊」はサクラの古木の名所ばかりです

2012年05月04日 | 旅行
 山形県南部の米沢盆地にある、西置賜郡白鷹町や長井市は「置賜(おきたま)さくら回廊」と呼ばれる、古木のサクラの木の名所が街道沿いに続く“回廊”です。

 米沢市側から最上川沿いの国道を北上して長井町に入ると、国指定の天然記念物「伊佐沢の久保桜」(いさざわのくぼざくら)の位置を示す表示が出てきます。この伊佐沢の久保桜は樹齢約1200年のエドヒガンザクラの木です





 4月28日ごろに花が満開になったそうです。かなり多くの花見客が見物に来てるために、木の周りを一方通行で回ります。木の近くに説明文が立てられており、この古木の幹の中はかなり空洞化したために、延命の手当てをしてあるそうです。樹齢約1200年とのことで、坂上田村麻呂との伝説がある古木です。

 入り口近くに、露店がいくつか出て、花見客相手に商売をしています。多くの地元の方が花見客として押しかけるようです。自分の故郷の古木の花見を楽しんでいます。
  
 長井市での次のサクラの古木の名所の一つは、国指定の天然記念物「草岡の大明神桜」(くさおかのだいみょうじんざくら)です。これもエドヒガンザクラです。



 伊達正宗が初陣の時に、戦いに負けて、このサクラの洞(うろ)の中に隠れたとの伝説があるそうです。

 さらに街道を北上すると、「白兎のしだれ桜」(しろうさぎのしだれざくら)に出会います。江戸時代末期から明治時代初めにかけて、白兎の神社を合祀(ごうき)した際に、植えたサクラです。





 このシダレザクラの幹は無事ですが、枝がだいぶ傷んでいるとのことでした。

 サクラの古木の近くには、アズマイチゲの花が多数咲いています。花見客はアズマイチゲの花をあまり見ていません。



 今回説明したサクラの古木は、長井市に植えられています。置賜さくら回廊のサクラの木の主役たちです。置賜さくら回廊のサクラの木は数日前に満開になり、多くの桜見物客を集めています。里山の住民たちが長年、大切に守り育ててきた賜物です。