最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

瀬戸内 アートの旅~倉敷(大原美術館・有隣荘)

2022-10-23 | 旅(国内)
倉敷では、念願だった大原美術館に行くことができました。
1930年の創立当時の姿をそのままとどめている、ギリシャ神殿のような外観が印象的でした。


ピカソの1925年作の「鳥籠」も展示されています。
原田マハさんが初めて出会ったピカソの作品として登場するのが大原美術館の「鳥籠」だったので、実際に観ることができて嬉しかったです。
館内の建物を含めて写真撮影は禁止なので、「鳥籠」以前の作品ですが、プーシキン美術館で観たピカソの「女王イサボー」の写真を。


モネの晩年の「睡蓮」は、タッチも色調も暗いので、大原美術館で久しぶりに明るい色調の「睡蓮」(1906年)を観ました。
直島の地中美術館のモネの部屋の作品も、1915年から1926年に描かれたものでした。
アメデオ・モディリアーニの「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」(1919年)と、モネの「睡蓮」のポストカードです。


倉敷川を挟んで大原美術館の向かいにある有隣荘は、大原美術館の創設者、大原孫三郎氏が1928年に建設した私邸です。
運よく特別公開の期間(10月7日~10月23日)に当たって、見学することができました。


しかも、有隣荘でアンリ・マティスの作品を多数展示していました。


色彩の画家と謳われたマティスの作品を、美術館ではなく、光が差し込む有隣荘で観ることができたのは贅沢ですね。


エルミタージュ美術館で観たアンリ・マティスの「ダンス」


プーシキン美術館のマティスの部屋に展示されていた「ヴェネツィアン・レッドの静物」と「フルーツとブロンズ像のある静物」


大原美術館 新児島館(仮称)の暫定会館特別展示、ヤノベケンジ「サン・シスター(リバース)」は、写真撮影OKでした。
「百年愛された銀行建築(旧第一合同銀行倉敷支店)を児島虎次郎館に再生するプロジェクト」として進められているそうで、建物の「転生」と、倉敷の「再生」を願って瞑想している女の子の巨大作品です。
なんと女の子は立ち上がって目も開けるそうですが、不定期なので見ることができませんでした。


同じく、ヤノベケンジさんの作品「赤漆舟守縁起猫」


うしろ姿も撮ってみました。


後頭部に「アマビエ」が描かれています。疫病退散をお願いしたいです。


美術館巡りを終え、古民家を改装した「三宅商店」で一休み。


和栗がゴロゴロ入ったマロンパフェを食べました。


アイビースクエアに戻って、国産デニムの展示販売をしていた「アイビー学館」へ。


倉敷は国産ジーンズ発祥の地です。ジージャンは小さなバッグサイズで飾り用でした。


倉敷をあとにして、岡山の後楽園,と竹久夢二郷土美術館へ。瀬戸内 アートの旅はもう少し続きます。


既刊本等はここにまとめています。
勝手ながら、コメント機能はOFFにしておりますので、
ご意見などは、下記のメールアドレスまでお願いします。
hiromi20050115@yahoo.co.jp

この記事についてブログを書く
« 瀬戸内 アートの旅~倉敷(ア... | トップ | 瀬戸内 アートの旅~岡山 »