![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/99/bc0fdb989832597f3d5190098b2275f5.jpg)
THE DOLL AND OTHER STORIES
ダフネ・デュ・モーリア
『いま見てはいけない』と同じような装丁ですね!
創元社はデュ・モーリアをシリーズ化してくださるのかしら? 楽しみ〜
こちらの一冊におさめられている14篇は、初期の作品だそうです。
表題の『人形』をはじめ、『東風』『飼い猫』『幸福の谷』の4篇に
後年の『鳥』や『レベッカ』、『レイチェル』を連想させる背筋ヒンヤリ感が漂っていますが
女ごころや恋愛トラブル、社会風刺などをテーマにした女性らしい作品が多く
コミカルともいえるストーリーもありました。
いろいろな作家の影響も見え隠れ… まだまだ作風を模索中だったのでしょうか?
ヒッチコック映画の原作者という先入観が強くて、オカルトとかミステリー方面の
作家だとばかり思っていたのですが、そうでない作品も多いかもしれないですね。
創元社さま、待っています。
ではでは、今までのデュ・モーリアのイメージと違う作品をいくつか紹介しますね。
『いざ、父なる神に(And Now to God the Father)』![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
上流の人々が大挙してやってくる、ロンドンの聖スウィジン教会の
ハンサムで人気者のホラウェイ牧師は、ある晩、若きクランリー卿の訪問を受けた。
彼は地方で知り合った娘を妊娠させてしまい、結婚を持ち出されて困っているという。
ものすごーーーいスノッブ牧師が、うまーく世渡りする様子が描かれています。
聖職者なのにね… こういう人、いっぱいいたんだろうなぁ
この牧師さんは、別のお話しで、貧しい者の味方の副牧師と争うことになります。
さてホラウェイ牧師の未来は?
『メイジー(Mazie)』![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
メイジーは体調が悪かったが、その日も仕事のために街に出た。
しかし、一日中歩き回ったが相手は見つからない。
夕方、メイジーは堤防から川を見ながら、平底船に乗って漂って行く自分を想像した。
特別なことがあったようで平凡な、場末の娼婦の一日が描かれています。
シーンごとにいろいろなメイジーに出会えます。
メイジーのお話しはもう一篇あって、おバカだが憎めないタイプに思えてきます。
『そして手紙は冷たくなった(And His Letter Grew Colder)』![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp29.gif)
3年ぶりに帰国したX・Y・Zから、彼の友人の妹ミセス・Bへの手紙。
訪問のお伺いからはじまり、招待のお礼、返礼の招待… 毎日のように届く。
題名のとおりです! どんなに熱烈なアプローチを受けても信じちゃダメっすね!
内容はみえみえでしたが、文面にありありと男性の気持ちが見えて面白く読めました。
『笠貝(The Limpet)』![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp29.gif)
他人のことばかりを気づかうあまりに、不幸になってしまったと嘆く女性の独白。
まずは両親、スターのヴァーノン・マイルズ、離婚した夫ケネス、政治家チチェスター卿…
皆に良かれと思って精一杯やったあげく取り残され、四十代を迎えようとしている。
そりゃあ、取り残されるでしょうね… でもすごい世渡り上手よ! この人。
戦略的だし、口も上手いんだと思うわ。 いい営業になれるんじゃないかしら?
野心満々の男性にはいいかもしれませんがおススメはしません。
いろいろなテーマに挑戦していて、若い作家の手探り感と探究心が垣間見えます。
でもさすが! やはり面白かったです。
『東風』の出だしなんか、何かが起こりそうでゾクゾクしました。
こういうデュ・モーリア作品をもっともっと読んでみたいです。
創元社さま… しつこいね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp31.gif)
恐いのが苦手な方もこれなら安心
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね
![](http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4488206050&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=marifle1010-22)
![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=marifle1010-22&l=as2&o=9&a=4488206050)
ひとこと大統領コーナー
遠い日本にいるわたしが見てても不安なんですけど…
嫌われ者でも無名よりはまし… っていうお考えなのでしょうか?
ダフネ・デュ・モーリア
『いま見てはいけない』と同じような装丁ですね!
創元社はデュ・モーリアをシリーズ化してくださるのかしら? 楽しみ〜
こちらの一冊におさめられている14篇は、初期の作品だそうです。
表題の『人形』をはじめ、『東風』『飼い猫』『幸福の谷』の4篇に
後年の『鳥』や『レベッカ』、『レイチェル』を連想させる背筋ヒンヤリ感が漂っていますが
女ごころや恋愛トラブル、社会風刺などをテーマにした女性らしい作品が多く
コミカルともいえるストーリーもありました。
いろいろな作家の影響も見え隠れ… まだまだ作風を模索中だったのでしょうか?
ヒッチコック映画の原作者という先入観が強くて、オカルトとかミステリー方面の
作家だとばかり思っていたのですが、そうでない作品も多いかもしれないですね。
創元社さま、待っています。
ではでは、今までのデュ・モーリアのイメージと違う作品をいくつか紹介しますね。
『いざ、父なる神に(And Now to God the Father)』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
上流の人々が大挙してやってくる、ロンドンの聖スウィジン教会の
ハンサムで人気者のホラウェイ牧師は、ある晩、若きクランリー卿の訪問を受けた。
彼は地方で知り合った娘を妊娠させてしまい、結婚を持ち出されて困っているという。
ものすごーーーいスノッブ牧師が、うまーく世渡りする様子が描かれています。
聖職者なのにね… こういう人、いっぱいいたんだろうなぁ
この牧師さんは、別のお話しで、貧しい者の味方の副牧師と争うことになります。
さてホラウェイ牧師の未来は?
『メイジー(Mazie)』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
メイジーは体調が悪かったが、その日も仕事のために街に出た。
しかし、一日中歩き回ったが相手は見つからない。
夕方、メイジーは堤防から川を見ながら、平底船に乗って漂って行く自分を想像した。
特別なことがあったようで平凡な、場末の娼婦の一日が描かれています。
シーンごとにいろいろなメイジーに出会えます。
メイジーのお話しはもう一篇あって、おバカだが憎めないタイプに思えてきます。
『そして手紙は冷たくなった(And His Letter Grew Colder)』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp29.gif)
3年ぶりに帰国したX・Y・Zから、彼の友人の妹ミセス・Bへの手紙。
訪問のお伺いからはじまり、招待のお礼、返礼の招待… 毎日のように届く。
題名のとおりです! どんなに熱烈なアプローチを受けても信じちゃダメっすね!
内容はみえみえでしたが、文面にありありと男性の気持ちが見えて面白く読めました。
『笠貝(The Limpet)』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp29.gif)
他人のことばかりを気づかうあまりに、不幸になってしまったと嘆く女性の独白。
まずは両親、スターのヴァーノン・マイルズ、離婚した夫ケネス、政治家チチェスター卿…
皆に良かれと思って精一杯やったあげく取り残され、四十代を迎えようとしている。
そりゃあ、取り残されるでしょうね… でもすごい世渡り上手よ! この人。
戦略的だし、口も上手いんだと思うわ。 いい営業になれるんじゃないかしら?
野心満々の男性にはいいかもしれませんがおススメはしません。
いろいろなテーマに挑戦していて、若い作家の手探り感と探究心が垣間見えます。
でもさすが! やはり面白かったです。
『東風』の出だしなんか、何かが起こりそうでゾクゾクしました。
こういうデュ・モーリア作品をもっともっと読んでみたいです。
創元社さま… しつこいね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp31.gif)
恐いのが苦手な方もこれなら安心
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遠い日本にいるわたしが見てても不安なんですけど…
嫌われ者でも無名よりはまし… っていうお考えなのでしょうか?