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万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

今日は秋祭り

2011年09月10日 | Weblog
今日9/10(土)は大三島の各集落は秋祭りが行われています。少し以前までは旧暦の八月十五日、中秋の日に行われていたのですが、最近ではその日に近い土曜日に行われるようになったのです。今昔の感は否めませんが、皆さん一生懸命守り続けています。
 宮出しには法務でお迎え出来ませんでした。坊守と若坊守が行ったようで写真を撮っていましたので紹介しておきます。

      
       獅子舞
      中学生の男子が太鼓をたたき
      女子が笛を吹きます。

                        
                        御輿を担ぐ衆を
                        「かいちょう」と呼んでいます。
                        どんな字で書くのでしょうか、
                        今でも足元は草鞋です。
 
 今日の深夜に宮入をしますが、鐘とホラ貝を合図に盛大に篝火が焚かれます。今日は晴天ですから恐らくよく燃えることでしょう。写真が撮れたら紹介いたします。

今日は残暑の一際厳しい一日でありました。その暑さの中を終日村中を練り歩いた御輿は深夜(12時30分頃)、篝火の燃えさかる中を「ちょうさい、ちょうさい」(頂載 )の掛け声とともに宮入をいたしました。


    
    ホラ貝と鐘によって篝火燃え始め

                       
                       瞬く間に一斉に燃え始めます

 トロトロ、チロチロ篝火が燃え尽きろ頃、祭りは果てて行きます。空には十三夜の月が静かに村を照らしていました。

               
               十三夜(クリック) 

 
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初秋の花 2

2011年09月07日 | Weblog
                      
                      パイナップルセイジの花

 境内の一隅にハーブを何種か植えていますが、夏の頃からパイナップルセイジの花が盛んに咲いています。真っ赤な深紅の小さな可愛い花です。赤い小さな蝶々が群れて飛んでいるように見えるのです。セイジの一種ですから料理にも使えます。

                       
                       韮(にら)の花

 ハーブの叢から少し離れた所に韮(にら)が生えています。植えた覚えはないのですが、
韮は大方の仏教寺院ではタブーでした(浄土真宗寺院はそうではありませんが)。
 よく山門の側に「不許入葷酒山門」 葷酒(くんしゅ)山門に入ることを許さず
葷とはネギ、ニラ、ニンニクなどの臭いにおいのする野菜のことでそれらを食しないのが仏道修行でありました。ニラレバ炒めでビールを一杯飲むなどはとんでもないことだったのです。
 ですが、平安時代中期の市聖「空也」は栄養不良で臥せているとある女性にニラや獣肉を与えて救った逸話が伝わっています。境内に韮が生えているのは大いにセーフです。 
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初秋の草花 1

2011年09月07日 | Weblog
 今朝は今年一番のさわやかな朝を迎えました。とは云え、豪雨でまだ孤立が続いている被災地の方々のことを思いますと心は痛むのですが・・・・、
 庭に出て見ますと初秋に咲く花々がニコニコ顔、みんな誇らしく揺れています。

         
         白萩 一番早く咲くのが白萩です。

                           
                         露草
                         雑草として抜き取られる草なのですが、こ                              の小さな花は宝石のようです。


                  
                  こよりのようなピンとした茎なので
                  水引草、金糸草と呼ばれています。
                  


  
        
        芙蓉
        短命ですが実に華麗、

                        
                    芙蓉は最後も美しく終わります。 
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台風12号

2011年09月06日 | Weblog
遅遅として進まない台風12号は紀伊半島とその周辺に千㍉を超える豪雨は山津波、大洪水を起こしてまたまた多くの人命と集落を奪い去って行きました。
 被災され、ご家族を失われた方々、生活の場を破壊された方々に衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 みんな絆で結ばれているもの同志です。復興の早からんことを念じております。
                                          南無
                                       万 福 寺
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9月の法語

2011年09月01日 | Weblog
                        

猛暑、台風、ゲリラ豪雨、被災地の避難所のこと、原発のこと、ふにゃふにゃの日本政府のことな

どなどが心のどこかでイライラ、ガチガチしていたらもう9月です。蝉はまだツクツク法師などが

鳴いていますが、夜には秋の虫も鳴き始めています。もう秋なのですねェ、

 法語カレンダーをめくると、
    
    如来 一切のために
    つねに
    慈父母となりたまえり

 このご文は『教行信証』信巻の『涅槃経』から引文の中からの一文です。五逆罪を犯し心身鬱念

に打ち沈んでいた王舎城の阿闍王(あじゃせおう)を救わんとされてお釈迦様は入涅槃(にゅうね

はん)を止まって「月愛三昧」(がつあいざんまい)に入りたまい月の光のようなやさしい心の中

にいたずきの阿闍世王をつつんで行かれました。ついに、阿闍世王は罪業に気づき如来の大慈悲に

目覚めて行かれるのでした。このように記されている中の偈文の一節のご文が掲げられています。

 後に続くご文を紹介しておきます。

    まさに知るべし もろもろの衆生は みなこれ如来の子なり

 いかなる憂悲苦悩に打ち沈む者も全て如来さまが慈父となり慈母となってその罪業に目覚めさせ

癒しめて下さっているのです。正しく如来さまはこの私を愛し子とされているのです。

 毎月味あわせていただいております法語は全てお称えさせていただいております南無阿弥陀仏ナ

モアミダブツのお心とおはたらきなのです。お味わいくださいませ、 
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