万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

河骨(こうほね)

2011年09月17日 | Weblog
昨日は口総地区の絹川、田中組の報恩講をお参り致しました。そこの真ん中に約5千㎡ぐらいの池があって田中池と呼ばれています。長い間生活排水が流入して汚い池になっていましたが、近年集落の下水道工事が完成したり池の改修工事も行われ水が見違えるようにきれいになりました。
 その池の工事が終わった時にその池の側で生まれ育ち現在東広島市に住んでおられる相原礼治さんが睡蓮や河骨(こうほね)を植えられたのです。それらが今勢いよく繁茂して盛んに花を咲かせていました。河骨(こうほね)がこのように沢山咲いているのは大三島では珍しい風景なので今朝撮影に行って来ました。
 撮影をしていますと相原礼治さんが帰郷しておられ、撮影現場へ出て来られました。この河骨は西条河骨(さいじょうこうほね)と云う種だと話して下さいました。


                                  
                            黄色の花が河骨

                   
                     田中池の睡蓮

 鯉の稚魚も放生したようで大きくなっているようです。元々この池は湧水を利用した池ですからキッときれいな水を湛える池になることでしょう。

 河骨(こうほね)は睡蓮科の植物です。黄色で可憐な花がみずもにすっきりと咲いている姿に魅了されます。ですが呼び名がふさわしくないように思い調べてみますと、水面下の根が白い骨のように見える処から「河骨」と呼ばれるようになったようです。この根は漢方の薬草としても使われ「川骨」(せんこつ)と呼ばれていることを知り納得出来ました。
コメント
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