万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

原爆忌

2008年08月07日 | Weblog
昨日8/6は広島に原爆が投下された63回目の原爆記念日でありました。
その原爆を被爆して私の兄綜智(そうち)は8/7、pm11:過ぎに死去したのでした。
 数年前に被爆したときの着衣を原爆資料館にお預けしたことがご縁で兄が被爆した場所を存命している同級生から教えていただくことができたのです。そこは爆心地に近い広島市中区の広島女学院辺であったということです。
 今日やっとそこへ赴き、そこから兄が発見された場所である京橋川に架かる「常葉橋」(ときはばし)まで歩いてみたのです。
 広島女学院に立ってみて驚きました。女学院の側に女学院の原爆記念碑が絵図と写真とでもって構成されているもので、その絵図は余りにも生々しいものでありました。この記念碑を出発点として炎暑の中を常葉橋まで歩いてみたのです。
 13才、中学1年の兄は大多数が即死状態の中から十数人のクラスメートとともに母校に帰るべく三篠に向って歩いたのでしょう。この地獄絵のような状況の中を
。恐らく常葉橋に辿り着いた頃に所謂「黒い雨」が猛烈に降り始めたのでしょう。それで雨宿りするように常葉橋の下に入ったものと思われるのです。
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