５００円

実家に帰ったら、母・美智子が
「貯金箱を開けてみる」と言い出した。
実家の玄関先には福助の置き物がずっとあった。
これが実は貯金箱。
母・美智子はこれに５００円玉貯金をチョコチョコしていたらしい。
ほほぉ。
持ってみるとかなり重い！
なかなかやるじゃん！母・美智子！！
さっそく中のお金を数えていく事に。
「また貯めるから割りたくない」というから仕方なく下のフタを外し
て無理矢理お金を出していく。
《そこからお金を出す為の穴》ではないから、かなり出にくい。
人指し指と中指をつかって強引につまみ出すしかない。
もう出るわ出るわ。
出しても出しても５００円玉が出てくる。
指先が貯金箱とお金の汚れで真っ黒になっていくがまだまだ５００円
玉は残っている。
結局全部出すのに３０分くらいかかったね。
開始前に母・美智子は５万円、ボクは７万２千円と予想していたのだ
が、それを遥かに超える金額が入っていた。
何と９万８千円！
やるなぁ～。
これでタンスを買うんだってさ。
ボクも１年以上前から５００円玉貯金をしているのだが、どう見ても
まだ数千円しか貯まってないわ。
ちょっと本気で頑張ってみる気になったね。
ボクも貯めていって別荘でも買おうかね。

講習

１人暮らしの女性に家に誘われた！
うひょひょ～～！！
といってもモテ話をするわけではないのでご安心を。
ボクの住むビルの同じ階の人にビデオデッキの修理を頼まれただけだ。
しかも相手は７０近いお婆ちゃんだし…。
夕方頃、その部屋を訪れた。
テープが詰まって出てこない、というビデオデッキを修理していく。
横でお婆ちゃんがそのビデオデッキの凄さを説明し始めた。
１２年前の何月何日に買った
当時としては最高のものを買った
こんな凄い機能がついている…等々。
修理は５分程で終わったのだが、その説明を聞くのに１時間程費やしま
したよ。
さらに話は終わる事なく、横にあるテレビの凄さについての説明が始ま
ったので、適当な理由をつけて逃げてきちゃったよ。
あのままいたら家にある全ての電化製品の説明をされてただろうなぁ。
危ない危ない。

白身

深夜、お腹がすいたので何か食べる事にした。
タマゴがあるからタマゴかけご飯にしよう。
ご飯をよそってタマゴを割る。
そしてそれをご飯の上へとかけようとしたその時！
ニュルン
タマゴがご飯の上を滑り、下に落下していった！
ヤバッ！！
咄嗟に手が出てタマゴを受け止めたが、指の間から白味だけがニュル
ンと落ちていく！
ボクは常々、タマゴの魅力は白味だと思っている。
ボクにとっては白味のないタマゴなんて、何の魅力もない。
が、その白味は、流しにベチョッとみじめな姿でたたずんでいる。
さすがにこれをすくってご飯にかける気にはならない。
悔しいなぁ…。
手に気味だけ持ってるのがまた悔しさを倍増させてしまう。
深夜に１人で憤慨してましたわ。
結局タマゴをもう一個投入して、ちょっと濃いタマゴかけご飯を食べ
たけどね。

歯磨き

朝、歯磨きをしていた。
そういえば昨日の夜はテレビを見てたらそのまま寝ちゃってたなぁ。
最近ずっとこんなのだ…。
そう思いながら、眠い眼をこすりつつボンヤリと歯を磨いていく。
しかし歯磨き粉ってマズいよなぁ。
子供用にはストロベリー味とかあるんだから、大人向けのもあってい
いいんじゃないの？
塩辛味の歯磨き粉とか旨そうだ。アミノ酸がどうのとか、コラーゲン
がどうのとかいう前にこういったのを開発して欲しいもんだ。
しかし今日の歯磨き粉はマズイ。
歯磨き粉ってこんな味だったか？
んがっ！！！
これ歯磨き粉じゃなくて洗顔ソープじゃん！！
マズイはずだわ！
急いで口を何度も何度もゆすぎましたよ。
歯磨き粉と全く同じような形状なんだもんなぁ。
しかも歯磨き粉の横に置いてあったし…。
あんなのズルイよ！

ウエット

クーラーの効きが悪い。
この暑い毎日、たいへん困ったことだ。
６畳間を冷やすのもままならない。
ウチに来てたタツヤが「暑い！」と文句を言う。
でもそこまで暑いか～？？
クーラーの効きが悪いと言っても、そこそこは冷やす能力はある。
顔を真っ赤にして尋常じゃないくらい暑がっているタツヤ。
ティッシュだけでは足りず、横にあったウェットティッシュで顔や首
の拭いていってる。
こりゃクーラーとかの問題じゃないな。
タツヤが異常なだけだわ。
しかし《目や口にあてないで下さい》と書かれているウェットティッ
シュであんなに拭きまくって大丈夫なのかねぇ～。