う~ん。
前髪がうっとうしい。
目の辺りにあたって、こちょぐったいったらありゃしない。
前に切ったのが2ヶ月前だから、そろそろ切らなくっちゃな。
と思ったら、もういてもたってもいられなくなる。
切りたい。
今すぐに切りたい。
さあどうしよう。
行きつけの美容室はあるものの、急だから予約は取れないだろう。
元美容師のN氏がウチに来て切ってくれる事もよくあるけど、こちらもまた急過ぎて頼みにくい。
こんな時は自分で切ったりしているが、仕上がりを考えたらなるべく避けたい。
という事で、近所の床屋さんに行ってみる事にした。
初めていくとこだ。
床屋なんて何年ぶりだろう。
少なくとも10年以上は行ってない。
ずっと美容室だったからね。
いや、ボクなんかの顔で美容室に行ったってあんまり意味ないのは分かってるよ。
髪だけ小洒落たって、どうしようもないくらいの鼻デカノッペリ顔だもん。
自分の顔のレベルについてはしっかりと理解している。
それでもまあちょっとは全体的にマシになるかもしれない。
という淡い期待を込めて、美容室に行っていたのだ。
で、10年以上ぶりの床屋さん。
初めてのとこなのでちょっと不安だったけど、色んなとこで共通点が発覚したマスターと話しつつ切られていく。
美容室にはない髭剃りも久々の体験。
そうそう。
こんな泡々を口の周りに塗りたくられるんだったな。
懐かしい。
そして完成。
よ~し。
サッパリしたぞ。
と鏡を見るが…
なんかちょっとキッチリし過ぎているような…。
横の辺りがボコンとなっているような…。
いや…。
まあこんな感じかな…。
これでいいんじゃないかな…。
と自分自身を納得させつつ、家に帰る。
夜になって愚妻が帰ってきた。
いつもボクが髪を切ると「いいじゃん」と言う愚妻。
今日もそうだろうと思っていたら…
「……なんか……変」
え?
変?
そうなの?
いやいや。
変って言うほど変わってないでしょ?
いつもとは違うかもしれないけど、そんなに変わんないハズだよ。
と思ったが、その後テニスに行くと…
「おかしい」
「変」
「それはちょっとダメでしょ」
おいおい。
歯に全く衣着せてない意見が続出!
歯が素っ裸な意見ばかりだ!
薄々自分でも違和感はあったけど、こうして他人に言われるとしっかりと傷つく。
いつもオシャレな男性であるS氏に至っては…
「自分がそんな断崖の後頭部にされたらキレて文句言いますよ」
とまで言う。
ウソだろ?
そこまでなのか!?
クレームつけるほどの出来映えだっての!?
ああ…。
失敗…。
そして後悔…。
愚妻は「1ヶ月もすりゃいつもと一緒になるって」と言うが、何のフォローにもなっていないどころか余計悲しくなる。
繰り返すけどボクの髪がどうなろうがあまり意味はないだろうけど、散髪に失敗するのはキツいなぁ。
今度からは切りたくなっても我慢して、ちゃんとした人に切ってもらう事にしよっと。
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