読書感想文って中学生になってもあるんだな。
小学生で終わりかと思ってたよ。
ボクが中学生の時がどうだったのかは覚えてないけど、多分あったんだろう。
読書感想文にいい思い出はない。
あれが好きだった生徒なんて存在しない。
「夏休みで一番嫌いな宿題は?」とアンケートを取れば、ぶっちぎりの一位になるだろう。
大人になった今なら適当にいくらでも書けるけど、当時はかなり迷った記憶がある。
本の巻末にある「解説」を、どうにかしてバレないように引用できないものかということにみんな頭を悩ませていたものだ。
息子も案の定、悩んでいた。
そんなの適当に、こういう風に書いて、こういう感じで流して、こういう感じでまとめりゃいいじゃん。
と言ってみるが、そう簡単にはいかないようだ。
まあそりゃそうだろうな。
大人が思う以上に、学生が自分の文章を書くってのは大変だと思うよ。
仕方ないのでちょっと手伝うことにした。
少しでもラクにできるように、今回はパソコンで下書きをさせてみた。
下書き段階はこっちの方が早いはずだ。
書き終わったらプリントしてボクが添削していくというのを繰り返す。
感想文の定番である「〜と思った」「〜と思った」「〜と思った」の連発だったのを直させ、文章も少しずつ変えていく。
本当はガッツリと書き換えたいとこだけど、あまりにボクの言葉を入れすぎるわけにはいかないので、あくまでも補足程度に。
これボクが自分で書いた方が早いなと思いながらも、どうにか仕上がりましたわ。
この様子じゃまた来年の感想文も手伝うことになりそうだな。
その心積もりでいることにしよう。