10年くらいぶりかな?
スケートに行った。
Y氏が、スケート場がある遊園地の入場券があるとの事でね。
ありがたく一緒に行かせてもらったんですわ。
息子(6歳)は初めてとなるスケート。
ここはバシッと父親らしく教えてやるかな。
スケートを子供に教えるってのは、自転車を教えるのと同レベルくらいに父親の威厳を発揮出来る場だもんね。
どうせ息子は怖がって、手すりから離れないだろうからさ。
行く前は「行きたい行きたい!」と喜んでいるけど、いざスケート靴を履いて氷の上に立てば身動き取れなくなるのは目に見えている。
かなり恐がりの息子だから、そうなるのは間違いないよ。
そうして遊園地に着き、靴を履いてから氷の上へ。
あら。
意外と1人でズンズン進んで行くな。
もちろん手すりを持ったままだけど、案外怖がってはいない。
一方ボクは…。
こっわ~!!
スケートってこんなに怖かったっけ?
手すりは最初だけで持たずにいられるようになったけど、でももう氷の上に立つので一杯一杯だ。
顔は汗だく。
とても息子に教える余裕なんてないよ。
もう滑っているという感じではないもんね。
転ばずにリンクを一周するために、必死で氷の上を移動しているというだけだ。
自分でも、へっぴり腰ってのがよく分かる。
分かるんだけど、どうにも出来ない。
へっぴったまま、必死でどうにか一周するってのを繰り返すのが精一杯。
う~ん。
おかしいなぁ。
こんなはずじゃなかったんだけど…。
そして愚妻のほうも似たような感じ。
考えてみりゃ愚妻とスケート来たのは初めてだったけど、この人こんなに滑れなかったのか。
スノボは得意だから、これもスイスイ行けるもんだと思ってたよ。
夫婦2人して、へっぴって動く。
情けない。
結局息子はY氏が手を引いて面倒をみてくれ、気付けば1人で滑れるようになってましたわ。
氷の上を歩いているだけだから滑っちゃいないんだけど、案外怖がる事もなくスイスイと進んでいく。
へっぴってる両親を、さっさと追い抜いて進んでいく。
最後には
「なんでそんなロボットみたいに滑ってるの?」
と笑われてしまったほど。
くっそ~!
これはあれだな。
子供はこける事に抵抗ないってのがあるからだろうな。
大人は普段からこけ慣れてないし、世間体ってのもあって絶対にこけたくないものだ。
こけて手袋やズボンがびしょびしょになるのが恐ろし過ぎるしね。
子供はそんなのお構い無しだもんなぁ。
その差は絶対にあるよ。
と、分析する事で悔しい気持ちを抑えてましたわ。
なるべく間を空けずに次また来たら、今後はさすがにある程度滑れると思うけど、息子はその倍以上成長しちゃうだろうなぁ。
ボクがどうにか滑れるようになった横を、スイスイ~と追い抜いていかれるのは屈辱過ぎる。
息子に見つからないよう、近いうちにまた行く事にしよっと。