MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

エサ

2014-02-02 | Weblog


ライオンにエサを与えたい気分だったので、急遽アフリカンサファリに行ってみた。

何回か息子(5歳)を連れて来た事はあるけど、ジャングルバスに乗せるのは今回が初めてだ。
今までは自分の車で回っていたから、エサをあげられなかったんだよね。
やっぱりここはライオンとかにエサをあげるのが楽しいもんな。
今まではちょっとビビっていたからやめていたけど、そろそろ平気になってきたっぽいから乗せてみたのよ。

我が家用に支給されたエサ箱を持ってジャングルバスへ乗り込む。
愚妻、息子、ボクの順で座り、バスは出発。
新しいエリアに入るたび、
「ここでは緑のエサをあげて下さい。でもこれは別のとこでもあげますから半分くらい残して下さいね」
なんて説明があり、言われるがままにエサをあげていく息子。

意外と怖がらなかったから良かったな。

なんて思っていると…
さっきから新しいエリアに入るたびに気になる視線があった。

愚妻の隣に座っていたカップルの男性だ。
ボクらのエサ箱をチラチラ見て確認しながら動いているんだよね。

やっぱりそうか。
見た目ちょびっと日本人じゃないのかなって雰囲気だったけど、間違いなかったみたいだな。
説明の言葉が分からないんだろうね。

若いカップルだけど、新婚旅行かな?
いや、近くに大学があるから、そこの学生なのかもな。

いいよいいよ。
見なさい見なさい。
ボクのエサ箱を見て勉強しなさい。
別にエラくも何ともないのに何故かちょっと得意気になりつつ、でもさほど気にせずに進んでいった。

するとエリアは後半へ。
ここでは「このエサは最後にラクダにあげますので、1人一個だけ残してあとは全部ここでシカあげちゃって下さい」との説明。
なるほど。
またも言われるがままに一個残してエサをあげた。

けど…

あらら。
一個だけ残すってのが理解出来なかったんだろうな。
隣の外国人のカップルは残らずあげちゃってたんだよ。
まあ仕方ないか。
こっちも言葉分からないから教える事なんて出来ないしね。

そうして進んでいくバス。
エサをあげない動物の前でも止まったりしながら、最後のラクダへ向かっていると…

途中、シカが近づいてきた。
隣の外国人カップルのほうをトボトボと歩いている。

すると!
その外国人男性がおもむろに体を伸ばし、隣の夫婦のエサ箱からエサを勝手に取ってシカにあげてしまったではないか。

え!?
え!?
我が目を疑ったけど、間違いなく取ったぞ!?

もちろん知り合いとかではない。

すげぇな。
とてもじゃないが、日本人にはマネ出来ない行為だ。
取られたほうも唖然としているよ。
でも、相手が日本人じゃないせいか、文句も言えない様子だ。

そして結局食べたのはシカだしね。
泥棒には間違いないけど外国人カップルが得したわけでもないから、判断が難しいとこだ。
けど、最後のラクダ用に残していた貴重な一個を奪われてしまって…可哀想に。

たまたま向こうのエサ箱のほうが近かったから向こうのを取ってたけど、ボクらのが取られてもおかしくない状況だったよ。
もしそうなってたら怒れたかなぁ。
怒れそうにないなぁ。

ま、面白い瞬間を見れて楽しかったですわ。
またいつか行く事にしよっと。