MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

贅沢

2007-06-17 | Weblog
兵庫県に行くことになった。
昨晩、急に決まったのだ。

JR、車、フェリー…急なことなので何で行くか迷ったが、結局フェリーで。

夕方頃に港へ。
車と愚妻も一緒だ。

ただ…

フェリーの嫌なとこって、雑魚寝ってとこなんだよね。
友達とか知り合いならまだいいけど、赤の他人と雑魚寝ってのはキツイ。

なので、多少値は張るが個室を取る事にした。

でも…

「もう2人部屋は埋まってるんですよね。4人部屋なら空いてますけど…」

とのこと。

料金はほとんど変わらないのでいいのだが
「相部屋になる可能性があります」
と言うではないか!

ま、嫌だけど仕方ないか。

雑魚寝よりは圧倒的にマシだもん。
もしかしたら相部屋じゃない可能性もあるしね。

船内で受付を済ませると、やはり『相部屋になります』とのこと。

ま、仕方ない。
部屋に着くと、まだ相部屋になる人は来ていない。

いったいどんな人だろう…。

愚妻と共に考えを巡らせる。

理想としては年寄りの夫婦だ。
全く害がなさそうだし、みかんやセンベイもくれそうだ。
上手く取り入れば、お小遣いもくれるかもしれない。

最悪なのが汚いオッサン2人の場合。
ガサツなオッサンがガハハッと叫びながら一升瓶片手に現れたら、生きた心地しない。

と…

カツカツカツ…

来た!

と思えば通り過ぎて行く足音。

違ったか…

コツコツコツ…

今度こそ来たか!

と思えばまた通り過ぎていく足音。

それから、いつまでたってもそんな感じ。

どうせ来るなら早く来いよ!
相手も鍵を持ってるハズだから、こっちは外出も出来んわ!

出航しても来ないので案内所で確認してみたが、やっぱり申し込みはしているらしい。

だが現れない。

先に食事でもしているのだろうか?

気になりながらも貴重品を手にレストランへ行く。

戻ってきても、まだ現れない。

今度は愚妻と交代で大浴場へと入ってくる。

が、まだ現れない。

気付けば時刻は12時。

明日は早い。
そろそろ寝なくては…。
枕元に貴重品を配置して眠る。
かなり窮屈だが、もしものことを考えたらそうするしかない。

そして朝。
結局誰も現れず。

足音に怯え、ビクビクしっぱなしの航海となった。
4人部屋に2人で泊まるという贅沢は味わえたが…

全く贅沢した気がしない。