顔色

美容室に行った。
担当のＩ氏から顔が白いと言われた。
ボクは元々色白なので、そういう言葉は言われ慣れているのだが、今日
のはちょっと違うらしい。
病的に白いらしいのだ。
そうかなぁ？
鏡に映ってる自分の姿を見ても、いつもと同じ顔なんだけど…。
そばにいたＥ氏も「確かに普段より格段に白い」と言っている。
う～ん…。
毎月通ってて毎月会ってる２人が言うのだから間違いないのだろう。
別に体調悪いわけでもないんだけど、そこまで言われたら気になる。
色白と言われても何ともないが、病的に白いとなれば話は別なのだ。
仕方なく顔をバッチンバッチン叩いていった。
さいわい他にお客が誰もいなかったので、周りを気にする事なく高見盛
のようにバッチンバッチンと叩いていく。
顔の血行をよくしようという魂胆だ。
そうこうしているとようやく「（顔に）血の気が出てきた」との事。
良かった良かった。
と思うのも束の間、すぐに白くなっていくボクの顔。
もうっ！
こうなったら…
もう美容室にいる間中、ずっと顔を叩き続けましたよ。
バッチンバッチンと、顔が腫れるんじゃないかと思う程にね。
髪を切るチョッキンって音よりもバッチンって音のほうが回数多かった
だろうね。
そのかいあって、美容室にいる間は「普段の顔色」で過ごす事が出来ま
したよ。
でもまたすぐに白くなってんだろうなぁ。