MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

水道

2004-11-02 | Weblog
ボクの台所の水道には「浄水」と「原水」というスイッチがついてい
る。
このスイッチを押す事により、手軽に「おいしい水」が飲めるのだ。
こりゃ便利!
入居以来ずっと、水を飲むときはスイッチを押し、洗い物をする時は
スイッチを切っていた。
手軽なシステムながらも「浄水」スイッチを押した時の水は明らかに
美味しい。塩素が抜けてノド越し爽やかだ。
そんな生活を続けて1ヵ月…
今日の夜、玄関のチャイムが鳴った。
セールスマンのようだ。
水道の事で話があるというので、台所まで招き入れる。
「このタイプの水道は、このカートリッジを挿したらこのスイッチを
使えるようになるんですよ」
と言うではないか。
えっ!?
つまり、今までボクがスイッチを押してたのは全くの無意味だったの
だ。
水道を分解して見せてくれたが、確かにスイッチはカートリッジを通
さないと何の意味もなさない。カチャカチャなってるだけだ。
じゃあボクが今まで美味しいと思ってた水はカルキまみれの普通の水
だったのね。
入居以来ずっと風邪をひいていた事もあったが、そんな水を美味しい
と思うとは…。
情けない舌だわ。
セールスマンはやけに気さくな人だった。
入ってくるなりウチに貼ってある「大滝詠一」のポスターに興味を示
し、「大滝詠一ってなんたらかんたら~」と話し出す。
かと思えば横にあったアトムのコップに興味を示し、「アトムといえ
ばなんたらかんたら~」と話し出す。
それからもウチにあるいろんなグッズにいちいち反応して話し出すの
だ。
でも1時間近く浄水器についての説明をして、ボクが「いらない」と
いうと、人が変わったように不機嫌になって「今付けないと一生つけ
ないですよ!」と捨て台詞を吐いてサッサと帰っていきましたわ。
だってどうせ同じような味なんだもんなぁ~。