学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

読む姿勢(音読)

2005-09-09 | 教育
「読む」ということについては,
最近ずいぶん関心がはらわれているが,
今日は,少し違った観点から
音読について考えてみたい。

音読については,
中学・高校と学年が進むにつれて,
だんだんと関心が払われなくなってくるように見える。
(最近では,「声に出して読みたい日本語」などのおかげで
 音読が見直されてきてはいるが。)

学校の教室において,
指名されて起立して読むというのは,
国語以外の教科でもかつては広く行われていたようだが,
現在はどうであろうか。

生徒たちは,
指名されたとき,きちんと返事をするよう指導されているだろうか。
起立したとき,椅子を机のなかに入れるよう指導されているだろうか。
机のどちら側に立つよう指導されているだろうか。
教科書をどのように持つのが適切か,
教科書と目との距離はどのぐらいが適切か,指導されているだろうか。
声の大きさはどの程度が適切か指導されているだろうか。
句点(。)のところでは,どの程度休むべきか,
読点(、)のところでは,どの程度休むのが適切か,
指導されているだろうか。

上手に読む以前に,あるいは内容が理解できたかどうか以前に,
読むときの最低限の作法というものがあり,
それはどの学年段階でも,
きちんと指導されるべきだと思うのだが,
いかがだろうか。

にほんブログ村 教育ブログへ 人気blogランキングへ ←応援してくださる方は,クリックお願いします。