学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

できる子か,できない子か

2005-09-01 | 教育
学校では,いろんなことを教わる。

教わったことがすぐ理解できる子と
なかなか理解できない子がいる。

ひとつのことができる子が
もうひとつのことはできないこともある。

できることが多い子と
できないことが多い子がいる。

でも,
できる子がよくて,
できない子が悪いわけではない。

できる子もできない子も共に尊いのである。


学校の先生に質問してみるとしよう。

できる子をより伸ばすのが大事か,
できない子をあるところまで引き上げるのが大事か。
どちらか一方しかできないとすれば,
どちらを選びますか?

おそらく,多くの先生が
できない子を引き上げるほうを選ぶであろう。

少なくとも義務教育段階の学校では,
エリート育成や
いわゆる「人材」育成とは
異なる価値観で教育が営まれてきたのである。

学校選択制や特色ある学校づくりが,
義務教育段階の学校に適用されるときに,
感じる違和感の原因のひとつは
こんなところにもあるのではないだろうか。

にほんブログ村 教育ブログへ 人気blogランキングへ ←応援してくださる方は,クリックお願いします。