学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

書く姿勢

2005-09-07 | 教育
学校の教室で行われる授業は,
「聞く」,「話す」,「書く」,「読む」という活動から成り立っている。

それぞれの活動について,
学力的な観点からの議論はよく目にするが,
それ以前に,
それぞれの活動の前提となるオーソドックスな構えとか形・姿勢といったところは
とくに中等教育では案外見過ごされているような気がする。


たとえば,「書く」という活動については,

まず鉛筆をどう持つか,
鉛筆を持たないほうの手をどこに置くか,
ノートを机のどのあたりに置くべきか,
そのとき,教科書などはどこに置くべきか,
体の姿勢はどうするべきか,
目とノートの位置関係はどのくらいが適当か,

などの基本的な姿勢が整っている必要があるのである。

これらのことは,小学校の低学年のうちに
正しい姿勢を教えられているはずであるのだが,
中学校・高等学校とすすんでも,
正しい姿勢を維持している生徒は極めて少ない。
ここ数年,特に崩れが目立つようになってきた。

学年がすすむにつれて,
筆記用具が鉛筆からシャープペンシルやボールペンなどへと
変化していくことにも関係しているのかもしれないが,
正しい姿勢が看過されていることはほぼ間違いない。

高校生あたりに,
自分で削った鉛筆をもってこさせて,
姿勢を正させ,気持ちを落ち着けて,
丁寧にノートに筆写させるようにすれば,
少しは教室に落ち着きがもどってくるかもしれない。
それとも,もう手遅れだろうか。

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小学校で習ったはず

2005-09-07 | 教育
「みんな仲良くしましょう」

「お友だちのよいところを見つけましょう」

「困っている人がいたら助け合いましょう」

小学校で習ったではないか。

なぜ,大人の世界でこれができないのか。

自分のことは棚に上げて,
「あいつは使えない」だの
「あいつのために苦労させられる」だの
「あいつは不適格だ」だのと,
他人のことを貶めている人間が
いちばん使えない。

そろそろ気づくべきではないか。

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