![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/68/fab83011dc805453b25e9c047275aa84.jpg)
原題は「DEATH OF A PRESIDENT」であり、A PRESIDENTだから誰と特定はしないようなニュアンスだが、内容はずばり「ジョージ・ブッシュ大統領の暗殺」である。
ドキュメンタリー映画を見ているようなリアルな作りで、現実のニュースフィルム、フィクションとしてのインタヴューなどがたくみに構成されて暗殺の謎に迫っていく。
真相は結局「藪の中」で最後まで分からないのだが、政治的な意図で利用しようと暗殺者を名乗る声明が次々とマスメディアに登場するなど、見ていてフィクションとリアルの境界が分からなくなり、ケネディ暗殺の記憶もダブってくる。
それにしても現職大統領をネタに良くこんな映画が作れるものだ。ブッシュに関してはマイケル・ムーア監督のドキュメンタリーで徹底的にサカナにされているが、それよりは遥かに好意的に描かれている。「死者」に対する敬意なのだろうか?
アメリカ映画ではなくイギリス映画だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます