12月3日に第2回映画検定試験を受験した。
今回は、第1回の2級合格者を対象に1級試験も実施され、これを受験した。1級受験者は最大でも460人という規模だ。
前回は「公式問題集」で勉強したが、続けては発行されないだろうと思っていたところ直前になって書店店頭で「公式問題集 vol.2」を発見した。
内容は第1回の2~4級問題解説と1級模擬問題という構成である。必要なのは全体の1/4のみであるが買わざるをえない。
教材としては他に「『映画検定』公式テキストブック」があり、本当はこちらをじっくり読み込むべきであろう。ただし、受験のためというのではなく、映画ファンとして日常的に興味を持ってこの手の本を手元におき、しょっちゅうページをめくるべきだ。
受験のためとなると大部すぎるし、どこから出題されるか分からないからと、このすべてを覚えることは不可能に近い。
そこで、単に受験のためだけと的を絞れば、どこを勉強すればよいかを教えてくれるのが「公式問題集」なのである。
事実、1級の試験問題は大半がここから、ほとんどそのまま出題されている。「ほとんど」というのは、選択肢の順番が変わっていたり、本文中の解説の部分が問題として出題されていたりしているということである。
そもそもこの検定試験の主催者が発行する問題集なのだから、これで勉強したのに受からなかったとなれば誰も買わなくなる。
回数を重ねれば出題範囲も徐々に拡大していくが、初回に限ってはこれしか頼るものは無いのだ。したがって今回が初回の「1級」に限っては、これさえマスターしておけば間違いなく合格する、という信念の元に徹底的に頭に叩き込んだ。
それも一夜漬けで、前日土曜日の数時間をそれに宛て、記憶も新しいところで会場に臨んだら、問題を見たとたんに解答が分かる調子の良さだった。(もっとも時間の関係でじっくり問題を読んで解答を考えていたらとても消化できない。)
したがって、問題集に掲載の無かった新たな出題をどうこなせるかで勝敗は決まってくる。それに今回は4択問題のみでなく筆記もある。
印象に残った問題で、「七人の侍」で最後に生き残る3人のうち2人の俳優を記述するというのがあった。
公式問題集では「7人の俳優は誰か、すべてを書け」となっていて、すっかり覚えていたのだが、解説文では「生き残るのは3人」とはあるもののそれが誰かの記述は無く、感で解答するしかなかった。その結果この問題は見事に失敗。
合否の通知書は来年1月11日に発送される。
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