SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「ゾンビーノ」

2008年11月11日 | 映画(サ行)

 50年代のアメリカンホーム・ドラマ+ゾンビの異色コメディ。思わぬ拾い物で面白かった。

 脅威のゾンビを去勢する装置を開発した企業が、ペット化(奴隷化?)したゾンビを各家庭用に売り出している社会。しかし囲われた世界の外にはペット化以前の凶暴なゾンビの世界が広がっている。

 いじめられっ子の少年の家庭にペットとしてゾンビが買われて来る。我が家だけにゾンビがいない体裁を気にした母親が購入したのだ。父親はかつて、ゾンビ化した自分の父を殺してしまったトラウマからゾンビ嫌い。

 隣近所も変におかしな屈折した住民だらけの、ブラックな笑いに満ちた設定。

 次第に家族と情を通わせるゾンビの哀愁に満ちた表情が切ない(笑)。あなたがそうなる前に出会いたかったと告白する母親役がなんと「マトリックス」のキャリー・アン・モスなのも笑える。

 カナダ映画。ゾンビ映画の傑作ではないだろうか。


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