国境を越えてアジアの才能が結集した大作「墨攻」を見た。
舞台は趙、燕の大国に挟まれた梁、主人公は墨者・革離と漢字づくめ。登場人物もごく一部を除いて顔と役名が覚えられなさそう。冒頭で早くもそんな不安が心をよぎったが対立関係、状況もそう複雑ではないので面白く見ることが出来た。
しかし、何より驚いたのは週末2月25日に放送されたNHKの大河ドラマ「風林火山」第8回「奇襲!海ノ口」と酷似していたこと。
墨家は「非戦」を説いたそうだが、墨者・革離は戦闘に長けた「軍師」である。一人梁城を訪れた革離が戦いの指南を行う。方や「風林火山」では浪人にして優れた軍師としての才を持つ山本勘助が海の口城で武田軍を迎え撃つ策を城主に授ける。
で、その戦いのディテールが、例えば城壁に土を塗って火矢の燃焼を抑えるとか、例えば城で使用する地下水に毒を流すとか、例えば城外からトンネルを掘って防御を突破するとか、例えば大軍が撤退して喜びに沸く城を、敵の少数残党が奇襲して結局城を落としてしまうとかとか・・・・そっくりなのだ。
勘助は諸国を放浪しながら戦いの術を学んだそうだから、中国の、この古い戦の戦術が海ノ口の戦いに応用できると気付いたのか?
舞台は趙、燕の大国に挟まれた梁、主人公は墨者・革離と漢字づくめ。登場人物もごく一部を除いて顔と役名が覚えられなさそう。冒頭で早くもそんな不安が心をよぎったが対立関係、状況もそう複雑ではないので面白く見ることが出来た。
しかし、何より驚いたのは週末2月25日に放送されたNHKの大河ドラマ「風林火山」第8回「奇襲!海ノ口」と酷似していたこと。
墨家は「非戦」を説いたそうだが、墨者・革離は戦闘に長けた「軍師」である。一人梁城を訪れた革離が戦いの指南を行う。方や「風林火山」では浪人にして優れた軍師としての才を持つ山本勘助が海の口城で武田軍を迎え撃つ策を城主に授ける。
で、その戦いのディテールが、例えば城壁に土を塗って火矢の燃焼を抑えるとか、例えば城で使用する地下水に毒を流すとか、例えば城外からトンネルを掘って防御を突破するとか、例えば大軍が撤退して喜びに沸く城を、敵の少数残党が奇襲して結局城を落としてしまうとかとか・・・・そっくりなのだ。
勘助は諸国を放浪しながら戦いの術を学んだそうだから、中国の、この古い戦の戦術が海ノ口の戦いに応用できると気付いたのか?