ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「私の知らないあなたについて」、愛に感染する!

2023-10-22 16:57:19 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

哲学的な映画好き ☆☆☆

新型ウイルスのパンデミックに見舞われた現代を舞台に、今を生きる若者たちの姿を全3章で描いた青春群像劇。

ほとんど話したこともない男性に告白され、お断りした後にその男性が自殺してしまい、自分の責任ではないかと悩む主人公・慶子。お節介な友人・真美に恋人・拓也の友人を紹介してあげると言われるも、拓也に目が釘づけになる慶子。その後は慶子の恋が、妄想となって暴走していく第一章。拓也の劇団に押しかけ入団した慶子も参加する舞台劇を中心に描かれる第二章。視点が転じて、コンビニや配送業などの仕事先を転々とする若者が描かれて、ドラマが合流していく第三章。

よく意味の分からない部分があるが、人と語り合いたい気持ちになる作品でした!

特典映像で、予告編に続いて「反抗」という映画がついている。

堀内博志が初めて完成させた自主映画『反抗』がPFFアワード2010に入選[1]、沖縄映像祭、TAMA NEW WAVE2010に出品。

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「おまえの罪を自白しろ」、本当の敵は、誘拐犯かこの国か?

2023-10-21 16:40:43 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

人気作家・真保裕一の同名小説を水田伸生監督が映画化し、政治家一族の孫娘誘拐事件の行方を描いた社会派サスペンス。

期待してみたが的外れ。

特に、舞台挨拶付きで見たが、くだらないトークに参った。三人は、中島健人を除いて端役だった。

映画自体も金はかかってそうだが、面白くない。テンポで見せてるだけ。

政治家一族である宇田家の次男・晄司は建築会社を設立したものの倒産し、政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の父・清治郎の秘書を務めながら煮え切らない日々を過ごしていた。そんなある日、宇田家の長女・麻由美の幼い娘が誘拐されてしまう。犯人の要求は身代金ではなく、翌日の午後5時までに記者会見を開いて清治郎が犯した「罪」を告白しろというものだった。それは国家を揺るがすほどの罪で、権力に固執する清治郎は口を開こうとしない。晄司は家族の命を救うため、罪に隠された真相を暴くべく立ちあがるが……。

つかみはいいが、あとは家族問題。

犯罪自体に、合理性が乏しい。

警察が生かされていない。

政治家の描写も中途半端。

まあ、終わりまで見れたけれども。

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「嘘八百 なにわ夢の陣」、でっかい夢とロマンをつかみましょう!

2023-10-20 20:14:22 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

中井貴一と佐々木蔵之介扮する古物商と陶芸家がだまし合いの大騒動を繰り広げるコメディ「嘘八百」シリーズの第3作。

骨董コンビ≫を翻弄するのは、安田章大(関ジャニ∞)。孤高のアーティスト“TAIKOH”をゾクゾクするほど魅力的に演じて、お宝騒動に新風を巻き起こす。“TAIKOH”に寄りそう謎の美女には凛とした美しさと内に秘めた強さが印象的な中村ゆり。さらに存在感抜群の実力派、愛すべきお馴染みメンバーが参戦!

「秀吉七品」で、唯一所在不明だったのが幻の茶碗「鳳凰」。テレビニュースでは大坂城の発掘調査で陶器の破片が見つかり、秀吉の「鳳凰」でないか、という報道も注目される。大阪秀吉博が開催予定で、小池則夫(中井貴一)も会議に招かれる。

主人公たちが贋作を作るのだけれど、最後に鳳凰の茶碗をつくって、ほとんど贋作だと自白しながら「夢ぞ、まぼろし」と煙に巻く。

今回は、波動などちょっと話を複雑にして、分かり難い。

 

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「マーベリックの黄金」、荒野をさすらう山犬と胸にバッジの禿鷹、男を賭けた一仕事!

2023-10-20 16:51:59 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  1971年製作

邦題の「マーベリック」とは誰のものでもないということらしい。

家畜王国テキサスを舞台に、持ち主不明の黄金をめぐって強奪合戦を演じる無法者たちの姿を描く西部劇。

かつて南北戦争の時代には友人だったキャットロウとベン。キャットロウは強盗団の首領になり、保安官になったベンはキャットロウを逮捕しようと追っていた。そんな中、メキシコに逃亡したキャットロウは軍隊が輸送する黄金の強奪を企てる。それに、牧場主たちが選んだガンマンのミラーがからむ。

メキシコの軍隊、さらには、インディアンの襲撃と、話は、大がかりだが、物語がいまいちすっきりしない。

若かりし頃のユルブリンナーが主役だが、中途半端な役柄。

珍しく、NHKBSとしては低評価・

 

 

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「幻滅」、このパリでは、悪質な人間ほど高い席に座る!

2023-10-19 19:20:30 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

R15+

2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。2022年・第47回セザール賞で作品賞を含む7部門に輝いた。

19世紀フランスの文豪、オノレ・ド・バルザックの「人間喜劇」の一編、「幻滅-メディア戦記」を映画化したもの。

19世紀前半。フランスでは恐怖政治が終焉を迎え、宮廷貴族たちが自由と享楽的な生活を謳歌していた。詩人としての成功を夢見る田舎町の純朴な青年リュシアンは、貴族の人妻ルイーズとパリへ駆け落ちするが、世間知らずで無作法な彼は社交界で笑いものにされてしまう。生活のため新聞記者の仕事に就いた彼は、金のために魂を売る同僚たちに影響され、当初の目的を忘れて虚飾と快楽にまみれた世界へと堕落していく。

19世紀フランスを舞台に描かれる若者の野心・成功・挫折…。擦られまくったテーマながら、現代にも通ずる当時の風俗や『メディアによる情報操作の闇』なども知れて興味深い。

 

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「西の魔女が死んだ」、感動だけでは終わらない!

2023-10-19 16:56:34 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム鑑賞  2008年製作

梨木香歩による同名のロングセラー小説の映画化。

「私はもう学校には行かない。あそこは私に苦痛を与える場所でしかないの」と言い、登校拒否をした中学生の女の子まい。
 彼女は、田舎で一人暮らしをしているおばあちゃんの家で、しばらくの間過ごすことになる。
 ある夜、おばあちゃんから魔女の血を受け継いでいるという話を聞いたまいは、魔女修行を始めることにする・・・

おばあちゃんを演じるのは、アカデミー賞女優のシャーリー・マクレーンの娘、サチ・パーカー。親日家の両親のもと、12歳までを日本で過ごした事による、流暢な日本語で、日本人より日本人らしいおばあちゃんを違和感なく演じている。

西の魔女からの秘密のメッセージとは?<驚きと愛>に包まれたラストに涙が止まらない!

 

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「彼女が好きなものは」、分かり合えない二人が見つけた「好き」の形!

2023-10-18 19:36:53 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ゲイ、BLに関心のある方 ☆☆☆★

PG12

浅原ナオトの青春恋愛小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を映画化。

この手の映画は、ちょっと苦手。

同性愛者であることの苦しさを映像として見た高校生特有の空気感がリアル。

ゲイの男子高校生と、BL好きの女子高校生が交際することから始まる騒動を描く。

そして、学校中にゲイであることが広まり、苦しむ姿が痛い。

クラスで、話し合い、この問題に対する正解を導こうとする。

まさにまじめな映画・

 

 

 

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「ニューヨークの恋人」、めぐり合うことは運命・・過去でも現在でも!

2023-10-18 16:23:52 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム 鑑賞  2001年製作

タイムスリップにより出会った男女2人を描くロマンティック・ラヴ・ストーリー。

1876年、ニューヨーク。 花嫁選びのためニューヨークに来ていた英国貴族レオポルド公爵は、自分をつけまわす挙動不審な男を見つける。男を追跡したレオポルドは、男もろとも建設途中のブルックリン橋から転落。気が付くとそこは、21世紀のニューヨークだった・・・

1876年のニューヨークから現代に紛れ込んだ公爵レオ(ヒュー・ジャックマン)の困惑ぶりとそこで出会ったキャリア・ウーマンのケイト(メグ・ライアン)との触れ合いをコメディタッチで描く。

ふたりの間にはギャップがあるが、いつの間にかそれを乗り越え恋に発展。

メグライアンの脂ののった演技に喝采。

結局、1867年に逆戻りするのだけれども。

風刺が効いている。

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「丘の上の本屋さん」、リベロじいさんがくれた幸せのブックリスト!

2023-10-17 19:11:09 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台に、年齢や国籍の違いを超え、本を通して老人と少年が交流する姿を描いたハートウォーミングストーリー。

美しい風景を見渡せる丘陵の町並みに一軒の古書店があった。店主のリベロは老齢で商売っ気はない。自分で選んだ古書に囲まれていることの方が大事なようだ。接客は独特だ。店の外に置いてあるワゴン商品の本を眺めている移民の子がいた。リベロは代金は払わなくていいから、読むために貸してあげる、と少年にコミックを渡す。少年はエシエンといい、読み終わったコミックを店に戻しに来た。好奇心旺盛で律儀なエシエンをリベロは気に入った。次にリベロはコミックではない「ピノキオ」を渡す。翌日、本を返しに来たエシエンの感想を聞く。これがリベロにとっても至極の時間となった。年齢の環境も異なる二人だが、本好きのDNAが感応したようだ。「イソップ物語」「星の王子さま」「ロビンソン・クルーソー」、そして大著の「白鯨」に至る。

古書店には様々な人がやって来る。いわばリベロの一期一会とも言える。ゴミ箱から本を集め、リベロに売りに来る移民の男。その中から日記帳を発見したリベロは1957年の日記を読む。

びたび顔を出す隣のカフェの店員ニコラは、特別リベロを気が合い、和やかなつきあいをする。ニコラは、雇い主に頼まれてフォトブックを探す若い女性キアラが好きになる。

淡々と話が進むが、ほのぼのと温かい。

 

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「フラッシュダンス」、これを見ずにダンスは語れない!

2023-10-17 16:07:13 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  1983年製作

ブロのダンサーをめざす19歳の溶接工の愛、友情、そして夢を描く。

Best映画に、上げられているが、ちょっとね。

ただ、成功物語とダンスシーンは、魅力。

今となってはそれほどと思うが、当時では上出来だったのだろう。

出演は四千人のなかから選ばれたエール大学の1年生のジェニファー・ビールス、踊れるのかと思ったら、吹替だった。

ペンシルベニア州の工業都市ピッツバーグ。プロのダンサーを目指す19歳のアレックスは、昼は製鉄所の溶接工、夜はクラブのダンサーとして働きながら、ダンスの練習に励む日々を送っていた。ある日、彼女はピッツバーグ・ダンス・アンド・レパートリー・カンパニーのオーディションを申し込みに行くが、他の応募者は皆バレエの経験があることを知り、すっかり自信を失ってしまう。そんな折、彼女は製鉄所の社長ニックと急接近するが……。

この社長との恋がメイン。ただ、夜のクラブのダンサーというのが?

 

 

 

 

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