ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「潜入者」、実録麻薬潜入捜査!

2017-10-23 16:30:59 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

犯罪映画好き ☆☆☆★

1980年代、史上最大規模とも言われる犯罪帝国を築き上げたコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバル。

アメリカ連邦政府関税捜査局のベテラン捜査官ロバート・メイザーによるおとり捜査を実施。

そのメイザーが、作戦の実態を事細かに描いた回顧録を出版。これを映画化。

実録映画らしく、ラストのタイトルバックでは、演者と実際の人物を並列した画面に。

ロバートメイザーを「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたブライアン・クランストンが好演。

麻薬の取引現場だけでは、根っこが捕まえられないので、架空の大富豪に扮して、マネーロンダリングを持ちかけるという用意周到な計画。

それこそ、麻薬組織のトップにまでつながる潜入。

いつ命が狙われるか?

女をあてがわれとっさに婚約者がいるという嘘をついて、にわか仕立て。

最後は、婚約者との結婚式の場での、大捕り物。

親族のように付き合ってきた相手を御用とするジレンマ。

緊張感の途切れないサスペンス巨編だ。

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「アメリカン・ヒーロー」、やる気ない超能力者が目覚める話です!

2017-10-22 18:47:15 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

PG12

酒と女とドラッグに目のないメルビン。超能力はあるのだが。

元妻との親権争いに負けて息子に近づくことができなくなる始末。

大道芸人で、その能力を使って小遣い稼ぎ。

一方、町には、薬の密売を仕切っているネイソンとその一味がいて、彼らによる殺人も起こっていた。

メルビルは、酒と薬で倒れこみ、入院、そこから改心する。

相棒が、ネイソンに襲われ、そこからトレーニングを積み肉体改造。

今度は、自分がネイソンに襲われるが、超能力で助かる。

さらに、妻に現金を振り込んでいた証拠を見せ、息子の出迎えを許され、自分を取り戻す。

念力で物を持ち上げたり、銃弾を防いだりする能力を持っていて、町の悪者を退治、息子ともつながり、小さなアメリカンヒーローとなる。

あくまで、小さな、コメディだ。

 

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「偽りの忠誠 ナチスが愛した女」、第二次世界大戦中のオランダ、ナチスとスパイの恋!

2017-10-22 16:05:08 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆★

一部劇場公開後DVD化

イギリス・アメリカ合作 ドイツの話なのに英語

ナチスの時代に、元皇帝がオランダに住んでいたとは、初めて知った。

その豪邸に、警護のため派遣されたドイツ軍将校。

メイドとすぐ仲良くなり、セックス三昧。

実は、メイドは、イギリスのスパイ。ユダヤ人。

スパイがいることが発覚。

捜査が始まる。

さらに、ナチスの重要人物、ヒムラーが現れて緊迫が増す。

あとは、元皇帝とナチス将校が、メイドの逃亡を助ける。

戦時下のナチスとユダヤ人の恋物語。

許されるべくもないのだが。

「シンデレラ」のリリー・ジェームズと「スーサイド・スクワッド」のジェイ・コートニーが共演。

 

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「メキシコ湾原油流出事故の真実」、映画『バーニング・オーシャン』で描かれた真実!

2017-10-21 18:18:11 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

ドキュメント好き ☆☆★

劇場未公開

2010年、石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」において、大規模な暴噴事故が発生。これにより11名の尊い命が奪われ、約78万キロリットルもの原油がメキシコ湾へ流れた。

石油会社の責任者や生存した作業員、また、事故現場の周辺で暮らす市民などのインタビューを通し、事故の真実と、それにともなう代償を浮き彫りにする。

ただ、「バーニングオーシャン」で、ドラマチックな描写があったので、盛り上がりには欠ける。

SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭、長編ドキュメンタリー部門 審査員大賞 受賞! 

日本では、あまりこの事件については詳しい報道はされていない。

本作で、この石油掘削という事業の概要がわかる。

そしてこの事故の大きさも。

油が海中にあふれ出し、環境汚染が大変。

漁業に大打撃。

そして企業の、金万能主義が、やるべきことをやっていなかった。事故は未然に防げたという。

まだ石油に頼らざるを得ないエネルギー社会。

これは社会への警鐘だ。

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「3月のライオン 後編」、将棋でトップを目指す桐山!

2017-10-21 15:54:40 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

将棋好き、青春ドラマ好き ☆☆☆★

羽海野チカ原作のコミック誌連載の映画化だが、原作はまだ続いているので、ラストは、この映画のために作られた。

少年棋士が、成長していく物語。

後編は、ドラマ部門の比重が大きい。

桐山に良くしてくれる3姉妹の家族に次々、事件が起こる。

次女の学校でのいじめ事件、突然現れた父親、3女の失踪。父親と桐山の対決。

一方で、義理の父となった幸田家。

姉は、将棋師との不倫、弟は引きこもり。

これら、家族のごたごたが、桐山を成長させる。

ラストは、宗谷名人との一戦。

対局場所が、落ち着いた寺や別荘で、この風景も美しい。

エンドクレジット、藤原さくらが歌う「春の歌」が仕上げとしてうまい。

将棋の場面は少ないが、将棋ファンは必見だろう。

 


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「あゝ、荒野 前篇」寺山修司原作の青春物語!

2017-10-20 17:09:19 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

R15+ かなり濃厚なセックスシーンがあります。

前篇2時間37分、後篇2時間27分、合計5時間4分の大作です。(まだ前編だけなので、評価は未定)

吃音症で対人赤面症に悩む建二。母親の死後、暴力をふるう父親と共に生活していたが耐えられず、家から出るため床屋に住み込みで働いている。一方の新次は幼いころに父親は自殺、母親にも捨てられ野性的な性格に育った。似たところがあるような、ないようなこのふたりがひょんなことから出会い、元ボクサーである堀口にしごかれプロボクサーを目指す。人が心にもっている愛や孤独、自分と向き合う青春物語。

時代は、2020年、東京オリンピック後の新宿。ちなみに、原作では前回のオリンピック後の話。だが、映画はなぜか昭和のにおいがする。

シンジを菅田将暉が、ケンジを「息もできない」のヤン・イクチュン、動と静の絶妙のコンビ。ヤクイクチュンは、吃音のためあまり話さなくてよい役で、母が韓国人という設定でより現実味が。

ボクシング映画なので、ケンジの対戦が主流で、復讐の念を燃え上がらせ、野性味たっぷり。

この野性味が、セックスシーンほかの場面で生きており、面目躍如。

二人をボクシングに引き込む「片目」をユースケ・サンタマリアが演じ、演出のせいもあって好演。

自殺防止サークルの話が挿入されるが、これがどう生きるか、後編が楽しみだ。

ボクシング映画に駄作はない。

 

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「ピーチガール」、5分に一度、恋の事件が巻き起こる、急展開ラブストーリー!

2017-10-19 18:46:45 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

ラブストリー好き ☆☆★

第23回(1999年)講談社漫画賞(少女部門)を受賞した上田美和さんの人気コミックの実写映画化。

女子高生の安達もも。

色黒の悩みで、日傘を真深くさしたり、白くなる顔パックをしたり。親友の沙絵にあこがれています。

ももは中学時代からとーじが好きで、告白の機会を待っていました。

沙絵に誰が好きっと聞かれ、カイジと答えるもも、カイジは、もとからももが好きだった。それは、1年前海岸で溺れたとき、人工呼吸をしてくれたからでした。

だが、実際は男のライフセーバーがしてくれたというもも。

一方、沙絵はカイジが好きだったが、ももがとーじが好きなのを邪魔しようとする。

その後は、もも、カイジ、沙絵の四人の関係が中心に話が進みます。特に、沙絵が悪だくみをするので、話がこじれます。

ラブロマンスのほかに、カイジの家庭事情も複雑。

カイジの家庭教師をしていた女性の件など、物語は複雑に。

その割に、テンポはスローで、5分に一度のという割には冴えがない。

ただ、18巻の漫画を2時間の映画に凝縮しただけに、かなりそこここに無理が。

まあ、青春ラブストーリーの一つとして、鑑賞するにはいいかも。

監督は、助監督を長く勤め、これが初監督作品の神徳幸治。

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「マローダーズ 襲撃者」、ブルース・ウィリスが重要な役で出ています!

2017-10-18 17:05:01 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

アクションサスペンス好き ☆☆★

オハイオ州シンシナティ市で、銀行強盗発生。皆黒覆面をしており、犯人は不明。

FBIと市警が動き出す。

盗られた金300万ドルは慈善団体に寄付。銀行の支店長は射殺される。

しばらくして、別の支店で銀行強盗が、今回は、書類が盗まれる。

遺留品にあった指紋が、すでに死んだT、Jのものと分かる。

捜査を進めると、ヒューバート銀行の頭取のジェフリー・ヒューバートの弟のアレクサンダーの誘拐事件に関連があることがわかる。

そして今度は、ジェフリーの襲撃事件が。ここは、FBI捜査官ジョナサンの活躍で、犯人を撃退。

ジョナサンの元に差出人不明のファイルが届く。そこには、アレクサンダー誘拐事件の真相が書いてあった。

昔の事件と、今の事件がうまく絡み合って、事件を複雑にしている。

ラストは、数年後、メキシコ。そこで、銀行頭取ジェフリーとFBI捜査官の駆け引きが。

銀行頭取ヒューバートを、ブルースウイルスが演じており、ラストに花。

FBI捜査官にクリストファー・メローニが扮し、これが、事件のけん引役、なかなか渋い。

冒頭の強盗事件が、昔の特殊部隊での出来事とリンクしており、ちょっと事情が複雑。

何回も見れば、はっきりするのかもしれない。消化不良の感あり。

強盗事件などのアクションは、行方がわからないだけに、なかなかのサスペンス。



 

 

 

 

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「静かなる叫び」、モントリオール理工科大学で実際に起きた銃乱射事件を描いた映画。

2017-10-17 18:38:46 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆

心理ドラマ好き ☆☆☆

カナダ・アカデミー賞(ジニー賞)で歴代最多9部門受賞。
『メッセージ』『ブレードランナー2049(10月27日公開)』でいま最も注目される監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの原点とも言える渾身の一作。(2009年作品)

1989年12月6日、モントリオール理工科大学で起きた銃乱射事件。女性ばかりを狙い、14名が死亡。犯人も自殺。

この事件をモチーフに、白黒で描いたフィクション。

犯人、被害者で生き残った女性、その女性の彼氏。

3人の視点で、この事件をとらえる。

時系列や、人物が入り混じって描写されるので、戸惑う。

ただ、白黒の雪景色と、殺害現場の血の色が黒く、なにか美しい映像だ。

それぞれの人物像に深入りすることなく、表情と、時々のエピソードで進行する。

被害者の女性が妊娠していたことで、フェミニズムをめぐっての当事件の意義が深まる。

語りが少ないだけに、読み解くすべを持つ人には、感動の作品のようだ。

ただ、表面的に見れば、銃乱射殺人事件そのものだ。

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「リベンジ・リスト」、元特殊部隊工作員、妻が殺され、復讐に立ち上がる!

2017-10-17 13:32:45 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

アクション映画好き ☆☆☆

PG12 殺人映画ですから。

めっちゃ強い男の復讐劇。ジョン・トラボルタが主演で頑張っている。

一度ぼこぼこに撃たれて、生き返るのだからすごい。

おまけに、相棒もめちゃ強くて、あわやの時に間に合う都合のよさ。

妻の死という、それも自らの目前で殺されるという悲劇の主人公。

だが、復讐の過程で幾人もの人を殺すのだから、ちょっとやりすぎ。

話は、オハイオ州の知事の汚職と環境破壊へと広がりを見せるが、無理筋でショボい。

ま、アクションだけを楽しむのもいいが。


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