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おすすめ度 ☆☆☆★
オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス合作 PG12
ビッキー・クリープスが19世紀オーストリアの皇妃エリザベートを演じ、2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞に輝いた伝記ドラマ。
老いに向き合い、皇妃を縛り付ける「コルセット(仏語:Corsage)」や皇室の厳格な伝統、そして世間の理想像から自由になることを心に決めた時、彼女は何を選び取るのか。あまり語られることのなかった後年のエリザベートを描く本作を通して、なぜエリザベートが現代に生きる私たちの心をとらえて離さないのか、その理由が見えてくる。今までの“伝説的皇妃エリザベート”のイメージを大きく覆した傑作が誕生した。
1877年のクリスマスイブに40歳の誕生日を迎えたエリザベートは、世間のイメージを維持するために奮闘を続けながらも、厳格で形式的な公務に窮屈さを感じていた。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日のような刺激を求める彼女は、イングランドやバイエルンを旅して旧友や元恋人を訪ねる中で、誇張されたイメージを打ち破ってプライドを取り戻すべく、ある計画を思いつく。
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