ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「さくらん」を観る

2007-03-07 16:51:31 | Weblog
さくらんは「錯乱」なのか。

それにしても、赤、赤、赤。

絢爛たる和の美に圧倒される。

きよ葉という芸者に扮し、置き屋に連れてこられるところから

その廓を抜け出すまでの半生を描いている。

土屋アンナがこの和の極みを演じている。

ハーフである彼女がこの役を演じることで、

リアリティを超越して、自立する女の悲劇を描いている。

石橋蓮司と夏木マリの置屋の夫婦が実にいい味を出して

いじめ役に徹している。

出てくる衣装と背景は美の極み

和をテーマに、それぞれの若き才能たちが力を発揮している。

蜷川監督も女の強みを生かして、

ベテラン女優も得て

女の競演を描いている。

残念なのは、深みのないことである。

若き才能の今後に期待したい。

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