おすすめ度 ☆☆☆★
2013年製作のイギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」を原作に描いたヒューマンドラマ。
市役所の片隅にひっそりと過ごすお見送り係マキモト。
優しくてピュアで「人を傷つける」なんてこととは対極にいるような男・マキモト……でもこの人、時々まわりが見えなくなるほど集中して、とっても強引になったりするので、ちょっと(かなり?)迷惑なんです――!
前半は、淡々とお見送りをしていくマキモト。
後半は、身寄りなく他界した老人・蕪木の埋葬が「おみおくり係」での最後の仕事となったマキモトは、蕪木の身寄りを探すため彼の友人や知人を訪ね歩き、やがて蕪木の娘・塔子のもとにたどり着く。蕪木の知られざる思いとともに彼の人生をたどるうちに、牧本自身にも少しずつ変化が起こり始める。
このマキモトを淡々と阿部サダオがこなす。