ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「命をつなぐヴァイオリン」、ドイツ占領下のウクライナの悲劇

2013-09-07 15:10:59 | ドイツ映画
おススメ度 ☆☆☆

ナチスのユダヤ人迫害は、いろんな形で映画化されているが、この映画も例に漏れない。

私たちには、ちょっとなじみのないウクライナ。

1941年春、ウクライナのポルタヴァ。

そこに神童と呼ばれるヴァイオリンの名手とピアノの弾き手がいた。

当時ソ連占領下、彼らは各地で演奏会を開き喝采を受け、ソ連での好評から、アメリカへ行くはずであった。

そこに移住してきたドイツ人一家がいた。

その娘はヴァイオリンが上手で、2人の神童と一緒に学びたいと希望を持ち願いがかなうことに。

しかし時代は、緊迫。独ソ不可侵条約の下、ソ連の締め付けが強くなり、ドイツ人一家が狙われる。それを助けたのが神童たちの家族。彼らはユダヤ人だった。

突然、ドイツが不可侵条約を破棄、ソ連に攻め込んだ。

ウクライナも、ドイツの手に。

ヴァイオリンの名手であるがゆえに、ユダヤ人迫害の魔の手から逃れられるのか。

緊迫の画面が続く。

しかし、話が少年少女の音楽家の絆。

随所に、ヴァイオリンの演奏が流れ、暗くなりがちな画面を救う。

命を救ったヴァイオリン、それは哀しい悲劇だった。
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