7月6日 燃料油脂新聞
平成27年4月現在、およそ100キロ以上走行してもSSがない区間が83区間。
150キロ未満が67区間
150キロ超は16区間
(国土交通省集計)
コンビニでガソリン携行缶を販売して燃料切れのトラブルを防ぐ(中日本高速道路)など、道路3社は対応策を検討。
7月3日 ぜんせき
東京都産業労働局がこのほどまとめた2014年度「東京都ガソリンの取引状況等に関する調査報告書」結果によると、直近の決算が「赤字」だった企業が半数近くを占めた。
また、事業承継の方針として「廃業」を決めている事業者が1割に上るなど業況の厳しさを反映しており、その要因の1つとして発券店値付けカードによる給油代行手数料の採算割れを指摘する声が多い様子も浮かび上がった。
***(以下masumi)***
発券店値付けカードの契約単価を基にした掛け取引の契約単価値下げ(平均8.7円)要求を呑まざるを得なかった事例もあったようです。
例えればセルフの看板価格を元に値下げ要求されるようなものです。
もし当店が顧客からそのような要求をされたら取引をお断りします。
それにしてもー
9割が採算水準は「10円以上」と答え、代行給油手数料では「採算割れ」と答えている販売店が8割にも上るのに、
元売はこのシステムを変える気はないとは一体どういうことでしょうか。
“系列SS減少に歯止めをかけ、代理店・特約店主体のネットワークを維持するというテーマがある。”、というのはEMGだけで、
JXは“まだ自社系列店を減らしたい”、ということなんでしょうか。
この業界の歪みの原因は、一物多価でしょう。
でも業転との値差はあって当然です。ただブランド料以上の大きな差を問題にしているだけ。
数量インセンティブ、差別対価で特約店ごとにも卸値に差がある。
本来そうしたインセンティブがない系列3者店でも業転玉によって仕入れ値に差が出る。
結果、販売価格に10円20円といった、消費者が不信感を持つほどの大きな価格差が生じる。
大人しい弱小販売店からは搾取、量販店には差別対価、五月蠅い大手特約店には事後調整・・・
全ては元売のそうした“一貫性のない卸値”が原因ではないでしょうか。
「系列のくせに系列の悪口を言うな」
今ふと思い出しましたが、以前このようなコメントが入りました。
こうしたコメントをする方は「日本に住んでいるのだから日本政府に文句は言うまい」と政治にも不満を持たない方なんでしょうか?
「系列に文句があるならマークを外してPBになれ」
日本政府に文句があるなら海外移住せよ?
誰しも現状(今いる場所)を より良くしたいという思いはあるのではないですか?
***
こうちゃん曰く、
発券店値付けカードやENOSカードで給油する他府県ナンバーのドライバーは「ガソリンスタンドが少なくなって、このカードが使える店を探すのに苦労した」と言うけど、
元売にしてみたら、
いつまでも昔と同じようにどこにでもガソリンスタンドがあるという意識は変えてください。
需要減少のなか、主にセルフになるとしても、それでも1つの市に1つは系列店を残すつもりでいることに感謝してください。
みたいな感覚でおるんと違うかな?