masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

CAも調整・戻しも、根は同じ。

2015年07月27日 | ガソリンスタンド2

大きなトンボ...じゃなくて、ヘリコプター(薬剤散布)

::::::::::

今年最初の発券店値付けカード問題委員会の会合が開かれた東京都石商。

何年も前からこの発券店値付けカードは組合で問題になっていた。
末端の販売店がこのカードで困っていても、(主に)組合の上層部にいる系列特約店はそのカードを発券する事で利を得ているから、
組合の中での「声」は、上に行くほどしぼんでいってたらしいです。

それでも、昨年問題委員会が発足したのは何故でしょう。
ひとつには、“店舗(ガソリンスタンド)も持たない”ようなリース会社などの発券が、系列特約店の既得権を脅かす事態になったから、というのもあるのではないかと思っています。

(当ブログでは「発券するのがどこであろうと、発券していない代行給油だけさせられる販売店にとっては同じこと。いっそのこと全ての発券シェアをリース会社などに奪われてしまえばいい」と過去記事に書きました)


この発券店値付けカード問題は系列だけの問題じゃないです。
代行給油をさせられる側だけの問題じゃないです。
PB店も被害を被るかも知れない問題です。

同系列店であれば、まだ代行給油手数料が入ってくる可能性は残されます。
しかし、他系列店やPB店にとっては、「自店の顧客がある日突然消えて無くなる」なんていうことが起こり得るのです。


消費者は1円でも安くガソリンを買いたいと思っています。
勤務先や所属している団体で「割引があるカードです」と勧誘される可能性もあるのです。

法人客を持っているPBもあると思いますが、「全国どこでも同じ安価で給油できます。営業車には便利ですよ」という誘い文句でこのカードの発券店に法人客を奪われる可能性もあります。
彼らが行う営業価格は、業転仕入れのPBより安い単価でなされるのでしょう。獲物を釣り上げるために。


かきかけ

今銀行から帰ってきました。
「ただいまー」
預かり洗車をしていたこうちゃん、汗だくで、「今、やっと終わったとこや。ポロポロお客が来るからなかなかできんかった」

道中の2軒のセルフの給油車は1台と2台。帰りは0台と1台。
(笑)うちの方が流行ってるやーん(笑)
(スミマセン!調子に乗りました。↑ 瞬間的に、デス)

・・・で、どこまで書いたっけ?

そうそう。
系列対PBじゃないってハナシです。


今、業界ではCA(コミッションエージェント)方式のセルフ店が問題になっています。
恐らくCAセルフになれるのは特約店の直営で、3者店はなれないと思います。

元売が特約店に月に100万だか120万だか支払って運営させる方式です。
仕入れは発生しない。売り値は元売が決める。目標(予定)数量より多く販売した場合は更にキックバックがある、と聞きました。

個人経営の店からしたら夢のようなハナシです。
考えようによっては“経営”の醍醐味がないですが、自店の仕入れ値で売る他店の存在や発券店値付けカードによる利益の逸失等で疲労困憊させられている3者店からすれば、夢のようなハナシです。

ふと、こんな事、普通ならもっと大きな問題になってもいいはずなのに?と思いました。
!! 差別対価・事後調整・戻し・特価 !!

特約店にはランク毎にそういうのが昔からあった。

もしかして、これも発券店値付けカードと同じ?
それ(調整・戻し)で利を得ている特約店にしたらパンドラの箱?


私が聞いた、そのCAセルフのハナシは中小地場特約店です。
月に100万という金額が、もしその調整に当たるのだとしたらー?
大手特約店にはどのくらいの調整があるのだろう?(あったのだろう?)?

かなり昔、業界の掲示板に元売が特約店に対して調整するランクは10ランクくらいあったと書いてあったような・・・・・

広域大手特約店なら月に1千万円とかありかも・・・
年にしたら1億2千万!?


業界紙にも書いてあった・・・
異業種で参入した方が銀行から●●会社は元売からの調整で好決算を上げているから教えてもらいなさいって勧められたとか・・・


私たち地場1SS業者(系列もPBも関係なく)は、そういう相手と肩を並べて(消費者からその違いは見えないの意)競争しなさいって言われているようなものなんですね。


あの民主党の事業仕分けでの“泥棒に追い銭発言”
当時の販売業界は猛烈に怒ったけど、
もしかしたらあの発言は、特約店へのそうした“戻し”の実態をご存知だったのではないかと思うようになりました。


7月28日追記
今、当時の過去記事を見てみたら次のように書いてあったので、↑ は違うみたいです。
「危険なことをしている人が、危険なことを放置しないようにするために、納税者が補助して安全にしてくださいという構図に見える。泥棒に追い銭というか、犯罪をする人に犯罪をやめてくれたらお金を出す(と言う)のと同じ」と、石油販売業者を“泥棒”“犯罪者”に例えて、犯罪行為であるような認識が示された。







コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。