元売の社会的責任はサプライチェーンとしての燃料油供給網を維持させること。
即ち、全国石油商業組合連合会会長がエネ庁長官に「現卸格差は中小SS生存不能」と訴えた、その生存不能の元凶である卸格差を解消させること。
と、masumiノートでいくら書いたとて、
それは、いち零細地場業者の戯言とみなされます。
しかしー
もしいち消費者が、
「昔から灯油を配達して貰っていた近所のガソリンスタンドが経営難で来月廃業すると言います。近所の人は“これから車で灯油を買いに行かなければいけない”と言いますが、私は車も持たず、足が悪いため徒歩や自転車で灯油を買いに行くことも出来ません。
経営難の理由は仕入れ値の格差で利益が取れないからだと聞きました。
ガソリンスタンドが配達してくれる灯油は私にとって電気やガスと同じライフラインです。
ガソリンスタンドの経営が成り立つように、元売には仕入れ値にあまり大きな格差が出ることのないようにしてもらいたいです」。
と言ったなら、
よもや誰もこれを戯言とは言わないのではありませんか?
販売店の立場で書いたものはどうしても「自分の店が苦しいからでしょ」とか「苦しいからって・・」という穿った見方をされます。
でもこれは業界全体の、そしてまた世の中全体の問題(SS過疎地や灯油難民)だと思って書いています。
因みに
当店の経営も決して楽ではありませんが、なんとか赤字は脱しました。