日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2012 NHK杯 男子シングル フリー

2012-11-27 14:31:43 | フィギュアスケート
NHK杯の男子フリーを観ました。
今までのグランプリシリーズの結果から死闘の大会になる予感はしていましたが
まさに凄い試合でしたね。
いつものように印象に残った選手の感想です。


まずはやっぱりケヴィン・レイノルズ。
カナダの2番手として最近は安定しているかも。
(ジェレミー・テンはどうした?)

フリーのプログラムは「ピアノ協奏曲第4番」、衣装も細身の体型に似合ってます。

   

   

   

   

   

4回転は三つ入れています。 
最初は単独の4S、とてもきれいに決まりました。
次は4T-2T!  こちらも成功、12.03点。
次は3Aがシングルになり、3Tをつけました。
後半に入っての4Tは両足になり回転不足・・・
でも4回転を三つ降りたのが私には嬉しいです。

3Lzは転倒してしまったけど、流れるような曲調で滑ったり、最後に向けて壮大な音楽になるところも
うまく表現できていたと思います。
最後のスピンは二つともレベル4。
小さなガッツポーズが良いです。

キス・クラでもいつも落ち着いて得点を見ているレイノルズ。
フリーは146.06点、トータルで216.26点でシーズンベストでした。
最近、良い演技が続いて満足そうでした。


続いてはロス・マイナー選手。
NHK杯は相性がいい彼ですが、結果は・・・?
フリーのプロは「海賊ブラッド」より。

   

   

(小槌を打つような動きがツボです。)

マーク・ミッチェルコーチと抱き合って喜ぶマイナー!
やっぱりやってくれました。

4回転は一つだけだけど、3Aは二つしっかり跳べました。
何と言っても彼は安定した力があって、ジャッジにも認められている感じです。
今まで全米でも何度も観ていますが、地味ながら実力派で試合の出来にムラがありませんね。

去年のNHK杯に続いて、今年も最終的には3位に入り、見事な表彰台でした。
にこやかな彼がキス・クラで喜び全開で、見ていて嬉しいです。


一方、心配になったのはフェルナンデス選手。
フリーは「チャップリン・メロディー」です。

   

彼もフリーは4回転を三つ用意。
最初の4Tはステップアウト。
次の4Sはきれいに決めて良かったです。
2A(!)を跳んだあと、4Tはすっ転んでしまった・・・
直後にも足がもつれて転倒・・・
3Lzも足がくだけるような着氷だったし、いろいろ影響が出ています。
どうした、フェルナンデス。

このプログラムは彼の表現力に合っていて、ノッてきたら凄いプロになると思ったのに。
最後の最後までミスの多いフリーになってしまいました。
この時点でマイナーを抜かす事ができず・・・
SP3位、フリーは5位、最終的に4位となりました。
でもファイナル進出は決めたのね。

今回、オーサーに師事しているフェルナンデスと羽生君が同じ試合となり、感じたのですが。
オーサーはトレーニングルームでも移動の時もいつも羽生君のそばにいました。
SPを終えてフェルナンデスのキス・クラは彼一人でしたが、その時は陽気に笑顔を振りまいていましたね。
今、ノリのノッてる羽生君のサポートに付ききりになるのはわかるけど、フェルナンデスもまだまだ若い。
ちょっと気の毒になってしまいました。

男子のトップ選手を二人も抱えているオーサー。
その他に女子もいるし。
ひっぱりだこのコーチと言うのはわかるけど、選手もいろいろ大変だろうな・・・
(モロゾフにはまったく感じないけど)


いよいよ登場するのは橋大輔選手。
フリーは「道化師」。

   

   

   

   

最初の4Tは成功。
次の4T-2Tは両足になり回転も足りず。
3Aは決めました。
ステップシークエンスの時、少しバランスを崩したかな?
二つ目の3Aはステップアウト。
でも3Lz-3Tは決めましたね。 ここは3-2-2の予定だったとか。

いろんなミスはありましたが、最後に向けて壮大な盛り上がりの曲調のところは惹きこまれました。
さすが大ちゃん! って感じ。
彼の表現力は彼だけのものだし、唯一無二だな~と実感。
(アボットの滑りも彼だけのもののように)

ここ数年のフリーの選曲が良かったので(特にブルース!)
今季の「道化師」はあまりピンと来なかったのですが、今回は少し考えが変わりました。
彼はどこに標準を合わせてくるのか、もちろんワールドかな。
観る度に楽しみになります。

解説の本田さんは・・・
「後半もスピードが落ちずに気持ちも途切れずに滑りきった。」とコメント。
明らかに中国杯よりも良かったですね。

ちなみに田村さんのブログでは「まだ半分の力も出ていない」って。
この厳しい言葉の裏ではもちろん橋選手の力を認めているのですが。

今大会ではSPもフリーも最終順位も2位となりました。


最後は羽生君です。
邪悪な顔が見られるか? (羽生ファンには怒られそうだけど)

   

   

   

   

   

フリーは「ノートルダム・ド・パリ」ですが、スケ・アメの時と構成を変えたとか。
最初の4Tは成功、次の4Sはステップアウト。
スピンやステップの後に決めた3A-3Tは凄かったな~  お見事!
これだけで15.86点ですか。

ただこの後から目に見えてスピードが落ちる~
足にきているのか3Lzは転倒。
スピンでも転倒してしまった・・・
厳しい言い方をするとやっぱり体力がまだまだ足りない!
どんなに難度の高いジャンプを決めても、一つのプログラムとして観たら、ラストに転倒2回はいただけませんね。

最終的にはSPとフリーどちらも1位で完全優勝の羽生君。
初めて大ちゃんを破ったのかな。


最終結果はこちら。






表彰台の3選手、おめでとうございます!

それにしてもファイナル進出を決めた日本男子は4人!
凄い躍進にビックリです。
(ちょっと前では考えられませんから)





   





   


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