日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

中国杯 2012 女子シングル フリー

2012-11-07 12:51:37 | フィギュアスケート
カップ・オブ・チャイナは女子SPに引き続きフリーを観ました。
結果はもちろん嬉しいですが、それぞれの滑りをやっぱり確認しないと。

SPで不調だった耿氷娃(コウ・ヒョウワ)ちゃん・・・正しくはビンワ・ゲンちゃんは捻挫で棄権とのこと、残念ですね。
フリーに進んだ9人の選手をしっかり観ましたよ。

まずはフリーの衣装の数々。

  

  

  

選手の雰囲気に合う衣装が多いこと。
真央さんの衣装は肌襦袢はともかく、スカートのレース使いなどなかなか手が込んでいてきれいでした。

   
                        




演技の方は印象に残った選手のみ。
まずはやっぱりマイペースの妹ヘルゲソンです。
フリーは「バーレスク」・・・この手のプロは好きじゃないけど、妹だから良いか~

   

     
  
3Lzは転倒~   あまり痛そうじゃない転び方?
中盤にステップシークエンスを入れ、後半にジャンプをまとめる構成だそうです。
そのジャンプはダブルになったり回転不足をいくつかとられちゃったけど、あまり気にしていない?
ヨシの健康そうでマイペースな雰囲気でついそう思っちゃうけど、本当はいろいろ反省しているのかも。
でも、キス・クラでの表情はいつも重くなくて良いよ~
「まだお姉ちゃんがいるし、スケート楽しもうっと」って言う感じ。
今回は7位でしたが、応援していますよ。



それからラコステ選手。
すでに2試合目のグランプリシリーズです。
プログラムは「ラブソディー・イン・ブルー」。

   

   

最初の3Lzから転倒~
その後も3F、3Lo、2Aも軸が曲がったまま跳んだせいかステップアウトばかり。
7つのジャンプ、すべて失敗とは・・・
SPがまずまずだっただけに、このフリーの大失速には本人も表情が曇ってしまい気の毒でした。
スピンやステップや全体的な滑りが今シーズンは上達していただけに、この大会は悔しさの残るものとなりました。
技術点31.06点となると厳しいな・・・
フリーだけはもちろん最下位です。



それから中国チャンピオンのジジュン・リーちゃん。
フリーのプロは「眠れぬ森の美女」で衣装も似合っていますね。
会場の歓声も大きいです。

   

   

最初に3F-3Tに挑みました。 ちょっと回転不足とられてるけど。
2A-3Tも決めました。
3Lzは転倒・・・
3S-2T-2Loはちょっとよろけちゃったけど頑張った。
3Fは転倒か・・・
2度の転倒はあったものの、決まったジャンプは流れがあって良い感じ。
荒川さんも「癖のないジャンプを跳ぶのが良いです。」とのこと。

まだジュニア上がりの動きも少しはあるけど、全体的に能力を感じる選手です。
可愛さ、儚さ、いろんなものが表現できそうですね。
SPもフリーも5位、最終順位も5位となりました。



続いてコルピ選手。
フリーの衣装はパープルですか。
プログラムは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。

   

   

冒頭の3T-3T、その後の3Lzは決めました。
その後の3Fがシングルに。
3-2-2の予定がターンが入ったり、三つ目のジャンプがシングルに。
でも彼女のスピンは評価が高い!
曲に助けられて音楽表現もしっかりもらえるのかな。
ジャンプのミスが私には目立っていたけど、それでもPCSが高い選手なんでしょうね。
「見た目」得点と言ったらそれまでですが・・・

SP4位からフリーは3位となり、総合でも3位、銅メダルです。


次はSP3位の未来ちゃんです。
サン・サーンスの交響曲に合わせてブルーの衣装。

   

   

3Lzから始まり、2A-3T、3F。
その後も3-2-2、3-2を決めました。
2Aも最後の3Loも大きなミスなく決めたと思ったら、ジャッジはほとんど減点ばかり。
エッジエラーだけでなく、回転不足をほとんどとられ、技術点は何と45.89点

実況も解説も「素晴らしい演技」とか「とても良かった」と絶賛していたけど、後からプロトコルを
見れば非情のジャッジを知る事になります。
確かにジャッジはプロですからね、文句は言えないでしょうが。
ただ滑り全体の印象がまずまずだったから、この得点の低さは未来ちゃんも悔しいだろうな。
そしてこういう評価をされる選手はなかなか今後も厳しいはず。

フリーは惜しくも4位で総合でも4位、表彰台を逃しました。
未来ちゃんの次は全米になるのかな・・・
「先生」に励まされながら、精進してください。
良い滑りでしたよ。


さぁ、ここからは期待される浅田真央選手です。
会場の応援も大きいですね。
プログラムはもちろん「白鳥の湖」!

   

   

   

   

   

   

最初に大きな3Lo。
次の2A-3Tは両足着氷になってしまった。
3Fを決め、その後の3Lzはダブルに。
つなぎもスムーズに氷上を優雅に滑る真央さん。

後半、3Sと3Lo-2Loは成功。
3F-2Lo-2Loを決めました。
大きなジャンプミスもなく一つの作品を演じる表現豊かな滑り。
特にラストのステップシークエンスからが好きです。

ジャンプはプロトコルを見ると7つ中4つも減点されちゃったか・・・
でも全体的にさすがの滑り、シニアの女王レベルの表現力をたくさん観られて良かったです。
荒川さんは「長けているものが一つではなく総合的に優れている選手」とコメント。
まったくその通りですね。

技術点は54.53点、演技構成点は64.34点(素晴らしい)
総合では118.87点となりこの時点で首位です。



最後にロシアの天才少女、リプニツカヤ選手。
フリーは「くるみ割り人形」です。


   

      

      

      


最初の3Lz-3Tは何とかこらえました。
次の2A-3Tは手をつくミス。
実況がミスをした事について大騒ぎ

その後の2Aや3Lo、3Lz-2Tなどは決めてきました。
ただやっぱりジャンプの高さがないので着氷するまでが速く、体制を整える姿勢がとても気になります。
私だけかな?
 
荒川さんは「ステップのエッジが浅い。スピードがあまりない。」
「決まったジャンプも一つ一つがギリギリ。」と冷静にコメントしていました。

スパイラルやスピンのポジションだけは圧倒されるけど、ステップはあまり印象に残らないかな。
だから今の時点で私が観たいロシア選手と言ったら、やっぱりソトニコワだな。
リプニツカヤはこれから10年位は充分に成長していって魅せてくれるでしょうが。

フリーは技術点はダントツ57.43点、演技構成点は57.43点・・・同じ点数だ!
総合では114.86点で浅田選手には追い付かず。
コーチに声をかけられても憮然とした表情がある意味すごい。


最終結果はこちら。
真央さんの見事な逆転優勝でした。





   

   


終わってみればやっぱりさすがの演技でしたね。
ここ数年の努力もだんだん実を結んできて、総合的な力を感じました。
SPで出遅れる事もなく、フリーではジャンプの減点はあったものの、最後まで惹きこまれる「白鳥の湖」でした。
ご本人はインタビューで「優勝するほどの出来ではない。反省する所がたくさんあります。」と謙虚な言葉ばかり。
今シーズン、これからどんどん滑りこんで、観る度に素晴らしいプログラムになるでしょう。
心より応援しています。



真央さん、おめでとう~


まだ男子は観ていないけど、なかなか素敵なショットですね。















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする