日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「サン・ジャックへの道」

2010-10-10 19:54:23 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
  

「サン・ジャックへの道」をDVDで観ました。
はい、またフランス映画です!
2005年の製作、監督はコリーヌ・セローで最近ちょっと気になる女性です。


おもな内容は・・・


キリスト教の聖地サンティアゴへの巡礼の旅をする事になった男女9人。
それぞれの問題を抱えた登場人物が一緒に歩く事で自分自身を見つめる旅となります。
フランスからスペインまでの巡礼の旅は1500キロとか!
その途中の美しい風景とともにちょっとファンタジックなシーンも盛り込んで、人種や宗教を超えたつながりを感じられる人間ドラマです。



ヨーロッパの映画が大好きなんですが、映画だけでなくBSの番組でもヨーロッパの特集はかかさず観ています。
今回の巡礼の旅ではフランスとスペインの広大な丘陵地帯、田園風景、草原や川もたくさん映し出されました。
そんな所を歩けるのに、最初の頃は登場する人々は周りの景色も目に入らない。
歩くのが苦しく、犬猿の仲の兄弟のいがみ合いやトラブルなど、巡礼そのものを後悔しているような人も。
それでも苦しい旅が進むにつれて、だんだん無駄を取り除くように荷物も少なくしたり、自然とお互いを労われるようになっていくのです。


三人兄弟のうち気の強い女性クララが失読症のアラブ系青年ラムジィに文字を教えていく姿が良かったです。
最初はあんなに拒んでいたのに、他の女の子が教えているのを見て気になっていく姿。
教え方も興味のある事から入っていき、ラムジィが少しずつ言葉を読めるようになるのは嬉しいですね。
これぞ高校教師クララ!
一番ラストの展開もまさにクララらしいのであっぱれでした。

その他にも長兄ピエールの心の変化がとても良かったです。
酒好きな弟のクロードはきっと変わらないかな・・・。

人生に必要な事がわかるって本当に重要なんですね。
そんな事を考えながら観ていました。
こんなロードムービーは好きです。



今回の評価は・・・   星3つ半   ☆☆☆★













地名「サンティアゴ」は聖ヤコブのスペイン語で、フランス語だと「サン・ジャック」となるとか。
だからタイトルは「サン・ジャックへの道」なんですね。





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