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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ぼくのぱん わたしのぱん

2007-11-09 17:13:31 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は「ひらきよみ」の当番の金曜日でした。

けれど、先々週の2年生のクラスで読んだ本のことを書いて
なかったので、そっちを先にしなければなりません。

本のことを書く、その前に‥

なんか最近‥HP作成で、時間ができるとパソコンの前に居たせいもあり
(たぶん言い訳)、図書館へ本を借りに行ったり、何年生にはどんな本が
いいかなあとか、思いを巡らせることがすこし面倒になっていました。

それで、家の本棚の中から、2年生で、この時期に読んでも大丈夫な
絵本を探したのですが‥とても<消極的な>選書で、自分の中では
ひけめというか、キケンを知らせるシグナルが灯りそうな感じがしています。
小学校の教室で読む、という行為に慣れてきてしましい、新鮮さが
失われていくのは、とてもよくないことです。


そんなうしろめたさを隠しながら、読んだ絵本はこの本です。

『ぼくのぱん わたしのぱん』
 神沢利子 文 林明子 絵


かがくのとも傑作集の本で、1978年に発売されています。
今 気が付きましたが、かれこれ30年近くも前の本ですよね。

だから、クロワッサンのことも みかづきぱん 
オーブンのことも てんぴ って書いてあったのですね。
林明子さんの絵も、どことなくラフで元気がある感じがします。
(今の洗練された絵とくらべるとってことですが…)

おはなしは、とってもシンプル。
パン屋さんの店先で、おいしそうなたくさんのパンを見た
3人きょうだいが、家に帰って、3人だけでパンを作って食べる
というはなしです。

でも、かがくのとも の本なので、パン作りには何が必要か
ちゃんとわかりやすく説明してあるし、パン作りの工程で欠かせない
「待つ」ということも、部屋の中の掛け時計で、時間の流れがわかる
しくみになっています。

パンの発酵を待つ間に、下の弟が、真ん中の弟とけんかして、
また仲直りしているのも、微笑ましい風景です。
長く細いおさげ髪のお姉ちゃんは、白い歯がとても印象的。
3人のこどもたちの表情がとても生き生きしていて、
カゴにいっぱいできたパンが、とてもおいしそうに描かれています。
とても久しぶりに、声に出して読みましたが、いい本だなと
素直に思いました。




2年生の教室で、読み始める前に、「おうちの人と一緒にパンを作った
ことある人いますか?」と聞いたら、思っていたより多くの手が上がり
軽く驚きました。(10人以上はいたと思います)

‥私は、なんの自慢にもなりませんが、パン作りはいまだ未経験者なのです。



 


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