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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ぐりとぐらのかいすいよく

2005-07-19 12:59:11 | ひらきよみ(読み聞かせ)

 今学期最後の「読み聞かせ」は、7月8日、2年生のクラスでした。
パートナーさんは、どうぞのいすを選び、私は、ぐりとぐらのかいすいよく 
読みました。

 
 ぐりとぐらの本。たくさん出ていますよね。私が子供だった頃は、一番最初の
『ぐりとぐら』しかなかったと思うのです。その1冊さえも自分の家にはなく、幼稚園で
先生に読んでもらったことがあるようなないような‥。そして、時はどんどん流れ、
娘が生まれて絵本のコーナーへ通う日々が始まり‥、ぐりとぐらにこんなに続きが
あったなんて!!!うれしさと驚きがほとんど同時にやってきました。

 「ぐりとぐらの魅力」ってなんなんだろう? どこなんだろう?と、今回「読み」の
練習をしながら漠然と考えました。もちろん、山脇百合子さんの描く絵の魅力と言って
しまうこともできますが、こんなところかな‥と思いました。   

    
    うみは はじめて ぐりと ぐら   
    なみに ゆられて   だいぼうけん   
    あわてちゃ だめだめ ぐりと ぐら   
    のんびり いこう   

 
 どこまでも波打ち際で遊んでる二人のところへ、うみぼうずから手紙が届き、二人とも
全然泳げないのに、うきぶくろがあれば大丈夫、としんじゅとうだい目指して出かけて
しまいます。ぐりとぐらは、素直な心の持ち主で、しかも好奇心のかたまりです。
ここのところが、二人の最大の魅力なのではないでしょうか。

 この2つさえ備わっていれば、多少のことにはへこたれずにやっていかれます。
もしかして、子供たちも(うちの子もよその子も)ぐりぐらのようであってくれれば‥
という気持ちが、私のどこかにあるのかもしれません。

 肝心のクラスでの「読み聞かせ」のほうは‥、滞りなく済んだという、ちょっと
もの足りない感じで終わりました。


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4 コメント

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Unknown (JUKI)
2005-08-20 16:47:14
rucaさん、こんにちは。

TB&コメント、ありがとうございました。



ぐりとぐらの魅力・・・

やっぱり好奇心だと私も思います。

どのお話でも「これはなんだろう?」と思うと躊躇することなく、どんどん前進していく。

ほんとうに子供たちにも好奇心のままに進んでいく力を持って欲しいですね。



また、寄らせていただきますね!
返信する
食べ物なしのぐりとぐら (ruca)
2005-08-21 17:57:11
JUKIさん、遊びに来てくれてどうもありがとう。



毎日こんなに暑いと、ぐりとぐらほどの好奇心がなくっても、すぐにでも海に飛び込んでしまいそうです。



この「かいすいよく」って、ぐりぐらシリーズの中で、食べ物と料理の場面が出てこないという点で、変わった存在でもありますよね。



最後のページは、波に踊るしんじゅとうだいの灯りを2人が見ているところで終わっていますが、ほんとはそのあとで、干物かなんか焼いて食べているかもしれない‥と、今思いました。
返信する
TBありがとうございました (新歌)
2006-06-14 08:17:42
ぐりとぐらにみられる「好奇心」…

本当に子どもに備わっている、そして子ども時代にしか

得られないものも、それによって見つけられる

素敵な才能ですね^^

私もTBさせていただきます。
返信する
新歌さんへ (ruca)
2006-06-14 13:43:59
こんにちは。

毎度、コメント&TBありがとうございます。



自分自身の思い出の絵本として、何冊もの記事を

書くことができる新歌さんがうらやましいです。



私の「思い出の絵本」のカテゴリーは、

自分の娘との「思い出」ですから。



知らず知らずに増えていった私の絵本も、

(正確には、娘のために私が買った絵本、ですが)

娘の次の世代に受け継がれていくのでしょうか。

そうなったら嬉しいという気持ちと、お嫁に行く

ときに、持たせなければならないの?その時は、

どうやって分けよう。の2つの気持ちがありますねえ。

まあ、当分先の話ですけど‥。
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