冬は、小さな虫たちにとって、とても厳しい季節です。
やなぎむらの虫たちは、ちゃんと冬を越すことができるのでしょうか。
やなぎむらの冬のおはなしは、こちら。
『ふわふわふとん』
カズコ・G・ストーン 作
やなぎむらの住人たちは、秋の嵐で散ったやなぎの葉を集めて、
やなぎハウスを作り、カメキチおじいさんから話してもらった冬に
備えていました。しかし、落ち葉の家は、すきま風が多く、寒い
のです。そこで、みんなで、あたたかいおふとんを探しにいくことに
しました。
霜柱の上に、取り残されてしまった、はさみむしのチョッキリさんを
助けてあげたことから、とてもいい「ふとん情報」を教えてもらうことが
でき、みんなはしげみむらのやぶの中へとでかけます。
チョッキリさんが教えてくれたのは、ががいものたね、でした。
ががいものたねってなんだろう?
それがどうして、あたたかいおふとんにかわるのだろう?
ストーリーを辿るのとはまた別の、好奇心が刺激されます。
もう何度も、このシリーズを読むたびに考えていることですが。
やなぎむらの魅力ってなんなんだろう?とまたしても思いました。
たしか、前回の『きんいろあらし』について書いたとき、虫たちが
ピンチ!の場面に遭遇した時に、それを助けてくれる小動物の
存在ということを書きました。
『ふわふわふとん』の中でも、どんどん降ってくる雪で、
虫たちがぼっーと白くなってしまい、もうだめだという場面で、
のねずみのチューペイさんが現れ、助けてくれます。
虫たちの世界を描きながらも、虫たちだけで完結することなく、
さりげなく登場する動物たち。それは、人間は人間たちだけで輪が
閉じているのではなく、この地に生きているものはみな、もっともっと
大きな輪の中で、みんな一緒に生きているのだということに、
繋がっていっているような気がするのです。
それと。やなぎむらに登場する虫や動物が魅力的なのは、
一匹一匹に名前が(それも洒落た)ついているからだと思うのです。
たとえば、かたつむりのキララさん、ばったのトビハネさん、などなど。
(やなぎむらには出て来ませんが、こうもりのゆうぐれさん、なんて
とっても素敵です。ちなみに、ゆうぐれさんは『しのだけむらの
やぶがっこう』に登場します)名前で、呼んでいくというのは、
とても大切なことだと思います。
ところで、ががいものたねが、ほんとにおふとんにかわったのか、
とても気になりますよね。もちろん期待とおりの「ふわふわ」が
最後には待っています。けれど、ががいものたねがどうなるのかは
どうぞ本を開いて、見て下さい。その時に、最後の見開きまで
ちゃんと見てくださいね。最初の見開きとは違っていることに気が
着くと思います。(私、絵本の見開きにはちょっとうるさいのです。笑)
「ががいものたね」ってそもそも何だろう?と思った方のために
こんな本もあります。たねのずかんーとぶ・はじける・くっつくー
やなぎむらの虫たちは、ちゃんと冬を越すことができるのでしょうか。
やなぎむらの冬のおはなしは、こちら。
『ふわふわふとん』
カズコ・G・ストーン 作
やなぎむらの住人たちは、秋の嵐で散ったやなぎの葉を集めて、
やなぎハウスを作り、カメキチおじいさんから話してもらった冬に
備えていました。しかし、落ち葉の家は、すきま風が多く、寒い
のです。そこで、みんなで、あたたかいおふとんを探しにいくことに
しました。
霜柱の上に、取り残されてしまった、はさみむしのチョッキリさんを
助けてあげたことから、とてもいい「ふとん情報」を教えてもらうことが
でき、みんなはしげみむらのやぶの中へとでかけます。
チョッキリさんが教えてくれたのは、ががいものたね、でした。
ががいものたねってなんだろう?
それがどうして、あたたかいおふとんにかわるのだろう?
ストーリーを辿るのとはまた別の、好奇心が刺激されます。
もう何度も、このシリーズを読むたびに考えていることですが。
やなぎむらの魅力ってなんなんだろう?とまたしても思いました。
たしか、前回の『きんいろあらし』について書いたとき、虫たちが
ピンチ!の場面に遭遇した時に、それを助けてくれる小動物の
存在ということを書きました。
『ふわふわふとん』の中でも、どんどん降ってくる雪で、
虫たちがぼっーと白くなってしまい、もうだめだという場面で、
のねずみのチューペイさんが現れ、助けてくれます。
虫たちの世界を描きながらも、虫たちだけで完結することなく、
さりげなく登場する動物たち。それは、人間は人間たちだけで輪が
閉じているのではなく、この地に生きているものはみな、もっともっと
大きな輪の中で、みんな一緒に生きているのだということに、
繋がっていっているような気がするのです。
それと。やなぎむらに登場する虫や動物が魅力的なのは、
一匹一匹に名前が(それも洒落た)ついているからだと思うのです。
たとえば、かたつむりのキララさん、ばったのトビハネさん、などなど。
(やなぎむらには出て来ませんが、こうもりのゆうぐれさん、なんて
とっても素敵です。ちなみに、ゆうぐれさんは『しのだけむらの
やぶがっこう』に登場します)名前で、呼んでいくというのは、
とても大切なことだと思います。
ところで、ががいものたねが、ほんとにおふとんにかわったのか、
とても気になりますよね。もちろん期待とおりの「ふわふわ」が
最後には待っています。けれど、ががいものたねがどうなるのかは
どうぞ本を開いて、見て下さい。その時に、最後の見開きまで
ちゃんと見てくださいね。最初の見開きとは違っていることに気が
着くと思います。(私、絵本の見開きにはちょっとうるさいのです。笑)
「ががいものたね」ってそもそも何だろう?と思った方のために
こんな本もあります。たねのずかんーとぶ・はじける・くっつくー
「ががいも」につい引っかかってしまいました。
確か前にどこかで見たような・・・写真ですけどね。秋の日差しにキラキラと輝くががいもの種はそれはそれは幻想的で美しいのだそうです。いつか実物を見てみたいですネ!
私は 「ゆうぐれさん」に 引っかかってしまいました。(^_^)
今度は その、『しのだけむらのやぶがっこう』を
どうしても読みたくなってしまったのです。
またまた ワクワクする情報ゲットです♪
ほくほくで帰ります。ありがとうございました~♪
TBさせてもらいました
春にまた『サラダとまほうのおみせ』か『しげみむらおいしいむら』でご一緒しましょうね~。今から楽しみです
とってもおもしろそうですね。この本もががいもも、これから調べなくっちゃ(^^)
とても可愛い絵本ですよね。
そのとき、「ががいもの種」も見せてもらったんです!
本当に不思議な形の種で、見ているだけで、想像力が刺激されてしまいました。
残念ながら、中のフワフワは飛んでいってしまった後だったのですが、フワフワ付きは、もっと可愛らしくて、不思議な魅力がたっぷりなんだそうですよ。
自然が作る不思議、芸術。
絵本をとっかかりにして、子どもたちに、教えてあげたいですね。
そういう当たり前のことなのに、認識し忘れているようなことって
子どもの絵本で改めて知らされたり考えさせられたりします。
ががいもの種、見てみたいです。
先日子どもたちと『しげみむら おいしいむら』読みました^^
「ががいも」。その名前からして惹かれますよね。もちろん、本物は見たことがないんです。
ずっとこの絵本の中でしか知らなかったのですが、ある時、「たねのずかん」を見たら、そこに載っていて。たんぽぽだけじゃないんだ、綿毛って、思いました。
しばらく「たねのずかん」も開いていなかったので、今回、また新鮮な気持ちで見返すことができました。
ゆうぐれさん。ほんとに素敵な名前でしょ?
けど、ルックスは「普通のこうもり」なんです。
それでもって、ゆうぐれさんが登場する『しのだけ~』はこどものともで出て、まだハードカバー
にはなっていないので、探すのがちょっと難しいかもしれません。何年の何月号だったかは、『ほたるホテル』のところに書いてあると思います。
(すぐに探せなくてすいません)
小2の男のたちだと、やっぱり昆虫好きで、こういう
絵本を見るときも、まずは虫たちの様子からじっくり
観察するのかなあ、なんて思ったりします。
二人が、ぱたぽんさんの読む本を、両側からそれぞれ
覗き込んでいるところを、思い浮かべるととっても
かわいいですね。(現実はそんなもんじゃない???)