5月5日子どもの日。
我が家の「こども」は部活の一日練だったので‥またまた吹奏楽部に入り
今度はテナーサックス担当になりました‥夫とふたりで、おでかけしました。
県立美術館へ行ってから、日本橋へ。
高校入学のお祝いをお義母さんからたくさんいただいたので、そのお返しというか
高校入学の記念となるようなものを、と思い、ヒナタノオトさんへ伺いました。
選んだのは、朋子さんの「歌のかけら」。
細長いシルエットが斬新で、ちょこんとはじっこにとまっている小鳥が可憐な作品です。
前回お店に伺ったあとに、糸暦、ピクニック日和 という、2つの魅力的な展覧会があり
そのどちらにも行かれなかったことを、残念に思っていたのですが、見たいなあと思っていた
文香さんのストール、何点もお店にあって、ああ、その中に、写真をみてとってもいいなあと
思っていたものが、ひらりと目に入ってきたのです。
透花
(リンク先は森文香さんのブログです。そのひとつ下のログ「個展おりかえし地点」のところの
下書きもこの作品ですよね?)
「セキレイ」もとってもよくって、すごくすごーく迷ったのですが、「透花」を選ばせていただきました。
ログを読むと、透花は会期の最後の方にお店に来た作品のようなので‥もし、展のはじめに
来ていたら、出会えなかったということですよね?
透花
森さんがつくった言葉なのでしょうか? それとも、すでに存在している言葉なのかな。
どちらにしても、初めて目にした言葉で、目に映る、二つの文字の連なりがとても美しいです。
そして、こっから先は、私の勝手な憶測なのですが‥この「花」は、白モクレンの花びらの
イメージからきているのではないでしょうか‥。
文香さんのお庭にも、モクレンがあるみたいだし、ブログにも
「咲き終えてもなお、惹かれてしまう花だなぁと、
今年初めてその魅力に気付かされています。」 とあったし。
でも、全然違っていたとしても、それはそれでよいのです。
作品を生み出したときの作者の想いが作品に反映され、使うことができる私が、そこに
自分のイメージを重ねていって、そのときそのときの気持ちを1枚の布が映してくれて、
それでその布を自分の身に纏う‥なんてしあわせな間柄でしょう。
透花の水色は藍生葉。 薄緑はツユクサ。 芥子色はアワダチソウ他 で
染めた糸ですって。
どの色もとても美しいです。