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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

堀内誠一展@うらわ美術館

2011-05-27 16:11:01 | 好きなもの・美術館や展覧会

良いお天気だった水曜日の午後、浦和での用事の帰りに
うらわ美術館へ寄ってきました。

堀内誠一 旅と絵本とデザインと を見るためです。

うらわ美術館は、浦和ロイヤルパインズホテルと同じ建物の3階にあり
ホテルのワンフロアなので、特徴はないんですが、展示の内容はぎゅっと
詰まっているなあと、訪れるたびに感じています。

今回も、堀内誠一さんの多岐にわたる仕事を、タイトルにもあるように
「デザイン」「絵本」「旅」をキーワードに、とてもわかりやすく、充実の内容で
紹介していました。

入口で年表見て気づいたのですが、堀内さんは私の義母と同じ年生まれでした。
だから、もし生きてらっしゃったら、今年80歳ということです。
亡くなられたのは54歳の時だったので、ずいぶん早いなあと思い、それでも
これだけの数のお仕事をされていたのかと、驚きました。

お父様が元々デザインのお仕事をされていて、その職場に幼い頃から
ついていっていたとのこと、終戦後、若干14歳で、伊勢丹デザイン部(当時は別の
名前でしたが)で働き始めたこと‥奥さまが福音館書店で働いていたこともあって
絵本の絵を描くようになったことなどなど‥
(余談ですが、奥さまのお姉さんは内田莉莎子さんなんです)
どれも初めて知ったことばかりです。


アンアンのロゴをデザインしたことは知っていましたが、他にもポパイ、
ブルータス・クロワッサンなど、チョー馴染みのある雑誌がいくつも
堀内さんの作品だったとは!しかもロゴだけでなくアート・ディレクターとして
関わっていたのですね。

※うらわ美術館のページより

ほかに本の装丁も多くされていて‥福音館書店の『秘密の花園』の表紙を
見た時は、ときめきました。

ぐるんぱのようちえん』や『たろうのおでかけ』などなど、もちろん絵本の原画もたくさん
あり、手にとって読めるコーナーも設置されていましたし、「旅」のコーナーでは
当時のアンアンのページを順を追って読めるように、ファイリングされているものも
ありました。

パリをはじめ、ヨーロッパの街やメキシコもありましたね~訪れた街の数がどこかに
記してありましたが、マンハッタンには行かなかったのかな?とちょっとそれが
気になりました。(西海岸はあったと思いますが)

あ。
旅先から、石井桃子さんや、安野光雅さんへ出したアエログラム(航空書簡)もありました。
こすずめのぼうけん』の時には、どういう場所をこすずめが飛んでいっているのかを
とても細かく堀内さんが想定して描いたことがわかる、デザイン画も残っていました。

(瀬田貞二さんも浦和に住んでいて、石井桃子さんのご実家も浦和だし、なんとなく
ご近所住民として‥川口は浦和の隣なので‥嬉しいような気持ちです・笑。)


6月26日(日)まで。月曜日休館、入場料600円。

         

コメント (4)
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