報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

“私立探偵 愛原学” 「最終電車」 埼京線編 8号車

2017-07-24 23:24:04 | 私立探偵 愛原学シリーズ
(※今日の帰り際、22時40分くらいだったが、さいたま新都心駅で電車を降りたら、新しくできたホテル・メトロポリタン付近にて、顕正会員が3名ほど顕正新聞を配布していた。こんな時間に何やってるんだろうと思い、トチロ〜さんにでも教えてあげようかと思ったが、教えて何がどうなるってわけでもないのでやめておいた。それに時間も時間だ。そう、そんな時間に何をやってるんだと思った。どうして仲良しクラブのようにできないのか。今の顕正会に戻りたい気にはならない。……法華講にはもっと戻りたくない)

[8号車]

 透明な牛頭のような化け物に押し潰されようとしている、プロレスラーのような大男。
 私達では何もできないように見えた。
 だが、このままこの男が殺されてしまえば、今度は私達の番だ。
 私は咄嗟に、あることを思い出した。

 愛原:「敷島さん!あのメモを貸してください!」
 敷島:「えっ?あっ、はい!」

 5号車のゾンビに食われた酔っ払いが持っていたメモ帳、そしてこの車両には同じ人物が書いたと思われるメモが3枚。
 高橋はこのメモの内容が魔法の呪文のようだと言った。
 もし本当にそうなら、ああいう化け物に唱えてみれば案外効くのではないか。
 少なくとも高橋君のバタフライナイフや、幸太郎君の塾の参考書では役に立ちそうに無かった。
 私はメモ帳を開き、えー……。

 愛原:「『パペ、サタン、パペ、サタン、アレッペ!嗚呼、神の復讐よ!嗚呼、何ということだ!』」

 すると、大男を足蹴にしていた牛頭の動きがピタッと止まった。
 透明なのでよく分からないが、驚いて私達の方を見ているかのように思えた。
 やったぞ!どうやら効くようだ!

 愛原:「『パペ、サタン、パペ、サタン、アレッペ!嗚呼、神の復讐よ!嗚呼、何ということだ!』……どうだ!?」
 高橋:「先生!続きを!」
 愛原:「なに!?」
 高橋:「この3枚のメモがきっと呪文の続きです!そいつを唱えて、早くあの化け物に攻撃を!」

 な、なるほど!そうか!
 メモは3枚、どう読めば良い?

 ①『イ・ウォ・ナ・ズゥム』と唱える。
 ②『ムェ・ガ・ンテ』と唱える。
 ③『パル・プ・ンテェ』と唱える。
 ④適当に通しで読み上げる。
 ⑤やっぱり最初の呪文を唱え続ける。

(※もうお気づきだとは思いますが、バッドエンドが含まれています。ご注意ください)

(※本日は多忙につき、ここまでと致します)
コメント (3)
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