Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

オヤジの知恵      早坂茂三(集英社)

2007年01月10日 | 本と雑誌
Hitorigaten
 「コンピューター付きブルドーザー」を陰から支えた敏腕秘書が語る、「賢者の美学」と言えないだろうか。角栄待望論が、国政選挙の度に繰り返されるのは、訳があったと気付く一冊

○先行き何があろうとも空は落ちてこない、山より大きな猪は出てこない。お互いは唇に歌を持ち前進を続けたい
○若者は、無名で失うものがなく、そのエネルギーは山をも砕く。だから未来は若者のものだ
○みんなの前で褒める、二人きりの時に叱れ
○心せよ、惻隠の情。これをなくすな、なければすぐにでも用意せよ
○学問と教養だけは、オカネで買えないですねあるだけの自分を出すよりしようがない
○損して得取れ、手柄は先輩や同僚に譲れ
○国民が働く場所を用意して、三度のメシを食べてもらう、外国と喧嘩せず、島国で豊かに穏やかに暮らしてもらう-これが政治である
○英国紳士のモットー:勇敢であれ、楽天家であれ、ムキになるな
○嘘をつくな、すぐばれる
○気の利いたことを言おうとするな、後が続かない
○田舎者をバカにするな、後で必ずシッペ返しされる
○屁理屈をこねる前に、職場で陰ひなたなく、能力のギリギリまで仕事を真剣に取り組むこと
○指導者の条件:洞察力、決断力、実行力、情熱、人脈、情報量、専門知識、経験、気配り
○渡辺美智雄:「火事は最初の五分間、選挙は最後の五分間」
○日本は本当の話、民主国家ではない。その本質は官主国家である
○感動、興味、工夫、健康、恋:カキクケコ
○末ついに海となるべき山水もしばし木の葉の下くぐるなり

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