Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

部下をやる気にさせた社長の手紙   荻野 五郎(講談社)

2012年03月04日 | 本と雑誌
Hitoriigaten
 Made in Japan が揺れ動いている。中国や韓国、東南アジア等の新興国に技術移転がなされ、国内の空洞化がさらにすすむ…
 国内外における追い打ちをかけるような事象もまた、ネガティブに働いているようである。
 しかし、元を正せば「加工貿易、三角貿易」が生きる道であり、人財育成を国是としてきた豊葦原瑞穂の国である。「絆」という旗の下、再生・復活のため歩みだすのは、今であろう…

○自分の目で現場を見る。自分の手で現物を触る。自分の耳で現場の要求を聞く。問題の解決法を聞く。時には自分なりの解決法を指示する-経過は社内に公開する
○標準化を進めるのは、技術担当者だけの仕事ではありません。資材担当者の仕事でもあり、製造担当者の仕事でもあります
○自分でやらなければならない場合は、どうすれば自分にも出来るかを考える。即ち、それぞれの立場で、それなりに質的なものや、らしさが要求されます
○管理とは、「人・時間・金・物を有効(最小限)に使って最大の効果を上げること」
○人が馬鹿々々しいと思うようなことでも真面目に取り組むことです。それが一流の技術者の道であり、一流企業への道です
○頭がよいか悪いかよりも、常にしっかりした目的意識を持って仕事に取り組んでいるか否か、頭の中が常に整理され、常に適切な手を打っているか否か
○会社に必要なのは、みんなの「愛社精神」や「忠誠心」ではなく、みんなの「能力とやる気」であります
○リーダーとして大切なことは、誰でもすぐ分かる言葉で、具体的にのべること
○「製造は哲学だ」
○やる気と真剣さは、自分の立場の重要性をどれだけ自覚しているかによって決まるのです

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