中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

借入先の金融機関をどこにしているのか?

2015年12月29日 05時11分29秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)67ページ「資金調達の方法」をみましたが、今日は67ページ「借り入れ先の金融機関」をみます。

下図から、借入先の金融機関について見ると、「運転資金」、「設備資金」、「新商品開発/新事展開に関する資金調達」のいずれも、「地方銀行」、「信用金庫・信用組合」、「政府系金融機関(マル経融資)」が多く、資金調達先の大宗を占めていることが分かります。

また、マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資)とマル経融資以外を合わせて過半数が政府系金融機関を利用していますが、これについて白書は、今回のアンケート調査が商工会と商工会議所の会員企業を対象に実施している点を考慮しても、小規模事業者の資金調達面において国の融資制度が一定程度の機能を担っているといえるいることが分かる、としています。

次に、資金調達について資金目的別に調達難易度を見ると、いずれの資金種類においても著しい調達の困難性は見られなかったが、事業活動のために必要な「運転資金」や「設備資金」よりも、「新商品開発・新事展開に関する資金」を調達することの方が、わずかな差ながら難しいとする回答が多いことが分かります。

借入先として地方銀行と政府系金融機関の存在が大きいのが小規模事業者の特徴といえるのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆