おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の56ページ「現経営者の事業承継の経験」をみましたが、今日は57ページ「現経営者が事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因」をみます。
下図から現経営者が後継者に事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因について見ると、特に多い回答は、「厳しい経営環境下で事業を引き継ぐことへの躊躇(後継者候補の人生への配慮)」、「事業を引き継いだ後の収入・生活面での不安」となっていることが分かります。

この結果について白書は、事業を経営していく中で、後継者へ引き継ぐことへの気遣いとともに、現役引退後の経営者自身の生活や経済的な安定が大きな関心事になっていることが分かる。
したがって、後継者候補としては、先代経営者と円滑にコミュニケーションを図り、引き継いだ後の経営について心配いらないこと、及び先代経営者の引退後の生活を支えることを明確に、かつ、できる限り具体的に伝えることが、円滑な事業承継にとって極めて重要な要素となっていることが分かる、としています。
確かに事業を継承したからと言って、全てがリセットされるとは思ってはいないものの、事業だけでなく先代経営者に対しても十分に気配りしないと行けないということですね。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の56ページ「現経営者の事業承継の経験」をみましたが、今日は57ページ「現経営者が事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因」をみます。
下図から現経営者が後継者に事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因について見ると、特に多い回答は、「厳しい経営環境下で事業を引き継ぐことへの躊躇(後継者候補の人生への配慮)」、「事業を引き継いだ後の収入・生活面での不安」となっていることが分かります。

この結果について白書は、事業を経営していく中で、後継者へ引き継ぐことへの気遣いとともに、現役引退後の経営者自身の生活や経済的な安定が大きな関心事になっていることが分かる。
したがって、後継者候補としては、先代経営者と円滑にコミュニケーションを図り、引き継いだ後の経営について心配いらないこと、及び先代経営者の引退後の生活を支えることを明確に、かつ、できる限り具体的に伝えることが、円滑な事業承継にとって極めて重要な要素となっていることが分かる、としています。
確かに事業を継承したからと言って、全てがリセットされるとは思ってはいないものの、事業だけでなく先代経営者に対しても十分に気配りしないと行けないということですね。