おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の57ページ「現経営者が事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因」をみましたが、今日は58ページ「事業承継後の現経営者から先代経営者への扶養状況」をみます。
下図から事業承継後における現経営者から先代経営者への扶養状況を見ると、「現経営者は、先代経営者の生活費は全く支払っていない」とする回答が54%を占めており、半数超は先代経営者を扶養していないことが分かります。
次に、事業承継後における先代経営者から現経営者への資金援助の状況を見ると、「先代経営者から、資金援助を受けている」とする回答が約2割を占めていることが分かります。
この結果について白書は、現在の事業承継においては、先代経営者の「事業を引き継いだ後の、収入・生活面での不安」を後継者が払拭していないばかりか、先代経営者に頼り続けてしまっている実態がうかがえる、としています。
事業承継問題では、現経営者に対するフォローに注力してしまいますが、今回のテーマである扶養状況は大きなヒアリングポイントになるということを理解しておいた方がよいですね。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の57ページ「現経営者が事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因」をみましたが、今日は58ページ「事業承継後の現経営者から先代経営者への扶養状況」をみます。
下図から事業承継後における現経営者から先代経営者への扶養状況を見ると、「現経営者は、先代経営者の生活費は全く支払っていない」とする回答が54%を占めており、半数超は先代経営者を扶養していないことが分かります。
次に、事業承継後における先代経営者から現経営者への資金援助の状況を見ると、「先代経営者から、資金援助を受けている」とする回答が約2割を占めていることが分かります。
この結果について白書は、現在の事業承継においては、先代経営者の「事業を引き継いだ後の、収入・生活面での不安」を後継者が払拭していないばかりか、先代経営者に頼り続けてしまっている実態がうかがえる、としています。
事業承継問題では、現経営者に対するフォローに注力してしまいますが、今回のテーマである扶養状況は大きなヒアリングポイントになるということを理解しておいた方がよいですね。